• CFDにおける相対取引の仕組みとは?相対取引と取引所取引の違いを理解しよう

取引所取引ではなく相対取引だからこそ慎重に業者を選ぶことが必要

2017年7月13日

CFD取引を行う場合は、株式投資をする際に証券会社を選ぶ時よりも、慎重に業者を選ぶことが必要です。
なぜなら、CFDは取引所取引ではなく相対取引であり、投資家と業者が直接契約をして取引するためです。取引所取引や相対取引とはどのようなことで、どんな違いがあるのでしょうか。

また、CFD業者を選ぶ際は、どのような点に注意すればいいのでしょうか。ここでは、取引所取引や相対取引の内容や違い、CFD業者を選ぶ際の重要性などについて、紹介します。これから、CFD取引を始める予定の方は、ぜひ参考にご覧ください。

東京証券取引所はあるがCFD取引所はない

株式投資は東京証券取引所や大阪証券取引所などの取引所を通じた取引を行うため、どの証券会社を利用しても株の価格は変わりませんし、市場から現物株を買うことができます。
しかし、CFDの場合は取引所を通じず業者と直接契約をするため、業者ごとによって条件が変わりますし現物株は手にできません。

これらの違いが生じるのは、株式投資は取引所取引であり、CFDは相対取引だからです。
ここでは、取引所取引と相対取引の特徴や違いについて、確認していきましょう。

株式投資は「取引所取引」で証券会社が仲介し取引所が価格を設定している

CFDは相対取引であり、株式投資の取引所取引とは異なります株式投資で行われる取引所取引では、投資家と取引所を証券会社が仲介し、投資家→(取引注文)→証券会社→(取引依頼)→取引所→(取引成立)→証券会社→(受渡し)→投資家というフローで取引が行われます。

東京証券取引所や大阪証券取引所などの取引所を通じて株の売買が行われるため、どの証券会社を通じて購入する場合も価格は同じで、取引時間やルールも決められています。
買う時は現物株を手に入れ、売る時は現物株を手放すことが可能です。また、取引所取引の場合は、取引所に注文が集まり、売り手と買い手をマッチングさせるため、取引相手は特定されることなく、証券会社で決済を行います。

CFDは取引所取引とは違う、相対取引であり、以前はFXも相対取引でしたが、今では取引所取引となっています。

CFDは「相対取引」で証券会社を通さずCFD業者と直接契約する

CFDは「取引所を通して取引を行う」取引所取引とは違い、「取引所を通さずに取引を行う」相対取引です。
相対取引はOTC(Over The Counter)とも呼ばれます。

相対取引の場合は、投資家→(取引注文)→CFD業者(取引成立)→(受渡し)→投資家というフローで取引が行われます。東京証券取引所や大阪証券取引所などの取引所を通じて行う取引ではないため、投資家が「A社の株を1,000円で買います」「B社の株を500円で売ります」などの契約をCFD業者と直接結びます。取引所は関わりませんので、株を買っても現物株を手に入れることはありません。

なぜなら、取引所があれば売買により市場から現物株を買うことができますが、相対取引の場合は市場の価格を参考にしてCFD業者が投資家と契約を結ぶだけだからです。

相対取引は証券会社を通さないためCFD業者が価格を設定する

相対取引は、証券会社を通さない投資家と業者による1対1の取引のことで、価格やスワップなどの条件はすべてCFD業者が決めるため、業者によって取引条件が大きく異なります。
投資家からすると利用するCFD業者によって取引条件が違いますので、業者選びが非常に重要になってきます。

CFDをする際の取引業者選びは慎重に行うこと!選び方や注意点

CFDは相対取引で、業者が価格などを設定し、投資家と業者で直接契約を結ぶことから、取引所取引の株式投資よりもしっかりと業者選びを行う必要があります。

どのような点で業者を選べばいいのでしょうか。また、注意すべきことはないのでしょうか。ここでは、慎重に行うべき業者選びの件や、選ぶ際の方法、注意したい業者などについて、確認していきましょう。

相対取引だからこそCFD業者選びは慎重に行う必要がある

価格を取引所が決める取引所取引とは違い、相対取引の場合はCFD業者が市場価格を参考にして決め、決められた価格で投資家が売買を行います。

CFD業者によって各商品の価格が違いますので、株式投資を行う際の証券会社選びよりも、もっと慎重に業者選びをする必要があります。

CFD業者を選ぶ際は商品の価格だけで決めるのではなく総合的に判断する

CFD業者を選ぶ際は、取引を考えている商品の価格を複数の業者で比較することも大切ですが、価格だけで利用業者を決めてしまうと、他の要素を妥協してしまうことになります。

価格以外の取引可能な商品数や業者の安全性・健全性、手数料なども比較した上で総合的に選ぶようにしましょう。また、気になる業者が見つかったら、総合的な比較をした上でデモトレードも必ず行うようにしましょう。

こんな会社には要注意!CFD業者との直接取引だからこそ気をつける

CFD業者は相対取引で自由に価格などを設定できますので、他の業者にはない商品を扱い異常なほどのスプレッドを設定したり、相場急変時に滑りが他社の倍以上大きい場合などもあるため、業者選びの際は注意しなければなりません。過去には、CFD業者を装い、投資家からお金を集め、実際には運用せず、損失が出たかのように見せて資金を回収する詐欺まがいの業者もありました。

現在もあるとは限りませんが、十分に気をつける必要はあります。また、業者選びの際は、業者の健全性を表す自己資本規制比率も確認して、できるだけ高い業者を選ぶようにしましょう。

最低120%以上が必要ですが、自身の資産の一部を預け運用するわけですので、高い方が安心できます。

安易に決めるのではなく、しっかりと業者の内容を確認して決めることが重要

いかがでしたでしょうか。CFD取引をする際は、業者によって異なる点が多いからこそ、慎重に業者選びを行う必要があります。

特に比較検討もせずに安易な考えで業者選びをしてしまうと、高めのスプレッドを掴まされたり、取引可能な商品数が少なかったり、安全性・健全性が乏しい業者になるかもしれません。しっかりと業者の状況を確認し、他社と比較検討した上で業者を決定し、取引を始めるようにしましょう。

著者情報
自虐に突っ走る投資初心者。腹八分目を肝に銘じつつ、欲と恐れと戦いながらどこまで我慢できるか毎日チキンレース繰り広げてます。

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