それぞれの特徴や違いを知ることでよりお得な使い方ができる

2017年5月23日

あなたが普段スーパーやコンビニ、電車や地下鉄、居酒屋やレストランなどで、支払いに使っているのは現金、クレジットカード、電子マネー?

昔は現金払いが主流でしたが、今では、多くの人がクレジットカードや電子マネーを利用しています。なぜなら、非常に便利で手軽に使えるためです。そんなクレジットカードと電子マネーは、どんな違いがあるのでしょうか。

クレジットカードと電子マネーの違いとは?近年電子マネーが普及してる理由とは?

クレジットカードと電子マネーはどんな違いがあるのでしょうか。
どちらも普段の生活のなかで多くの人が利用しています。クレジットカードも電子マネーも似ているような感じもしますが、実際にはまったく違います。

クレジットカードと電子マネーの違いとは?後払いと前払い形式

クレジットカードと電子マネーはどんな点が違うのでしょうか。
まず、クレジットカードは

  • VISA
  • JCB
  • MasterCard
  • Diners
  • American Express

などの冠が付いたカードで、利用する際に口座に預金がなかったとしても買い物などができる、後払いシステムです。

カードを利用する決済時にはサインや暗証番号を入力するだけでよく、基本的に請求は翌月以降にあり、指定の口座から引き落とされます。
引き落とし方法は1回払いや分割払い、リボ払いなどが代表的です。国内・海外でも使える店舗や施設が多く、ネット通販などでも利用できます。手元にお金がなくても、買い物やサービスの利用が可能で、一括で支払うのに抵抗がある高額なものでも、分割払いを利用して無理なく買い物ができます。

支払いまでの猶予があるため、心理的な負担を軽くてすみます。
また、多くのクレジットカードで、利用額に応じてポイントが付与されます。ポイントは、さまざまな商品やサービスに利用できるので、クレジットカードで支払う楽しみがあります。後払い方式のクレジットカードに対し、電子マネーは前払い方式です。

  • 楽天Edy
  • au WALLET
  • nanaco
  • WAON
  • Yahoo!マネー
  • Suica
  • PASMO
  • JR西日本のICOCA
  • JR九州のSUGOCA
  • 西鉄のnimoca

など、他にも多くの電子マネーが存在しています。

クレジットカードのように後払いではないため、利用する前にチャージをしなければなりません。
チャージとは普段使っているお金、つまり日本銀行が発行している現金を、電子マネーへ変えることです。電子マネーは、チャージした金額の範囲内でしか利用できません。

多くが先にチャージを行うプリペイド型の電子マネーですが、なかにはポストペイド型と言われる後払い形式の電子マネーもあります。
サインなどを書かないといけないクレジットカードに対して、電子マネーはサインも暗証番号入力も不要で、専用機器などにカードやスマートフォンをかざすだけで決済できます。
電子マネーも利用額やチャージ額に応じてポイントが貯まるものがあります。

スマートフォンで決済でき利用場所も多いことから電子マネーの普及率が上昇

近年、電子マネーを利用する人が増加しています。理由は、使える場所が増え、スマートフォンなどで手軽に決済できるためです。
2017年2月28日に日本銀行により発表された「決済動向」によると、2014年以降電子マネーでの決済金額は年間で5,000億円ほど伸長しており、2016年の電子マネー決済金額は5兆円、決済件数は50億件を突破しています。

調査対象となっているのが、楽天Edy、SUGOCA、ICOCA、PASMO、Suica、Kitaca、WAON、nanacoの8社のみで、2016年に日本に導入され話題になったApple payなどは含まれていませんので、実際はもっと多くの利用があることが予測されます。

鉄道や地下鉄、バス、コンビニなど、ほとんどの場所で電子マネーが使えることになり、現金を利用するよりスピーディーで、手元のスマートフォンで決済できるなど、使い方が便利なため普及率が年々ペースを上げて上がってきていると言われています。

クレジットカードに関する総合調査 ※JCB調査 電子マネーの利用状況
地下鉄・鉄道・バス 46.7%
コンビニエンスストア 43.8%
スーパーマーケット 27.7%

JCBが発表した「クレジットカードに関する総合調査2016年度版」の電子マネーの利用状況を見ても、利用率は「鉄道・地下鉄・バス」が46.7%、「コンビニエンスストア」が43.8%と高い水準になっています。
鉄道や地下鉄、バス、コンビニだけでなく、スーパー、書店、飲食店、雑貨屋、ドラッグストア、家電量販店、ガソリンスタンド、タクシー、自動販売機など、多くの施設で利用できるようになったこともあり、現金払いから、支払いがスピーディーでラクな電子マネー払いへと多くの人が移行しつつあります。

電子マネーはクレジットカードのライバル?顧客獲得サービスの違い

TVCMやインターネット広告などで、「入会したら5,000ポイントプレゼント」など、クレジットカードの入会促進の広告を見たことはありませんか。
入会するだけで多くのポイントをもらえるのであれば、「カードを作ってもいいかな」とついつい検討してしまうものです。

クレジットカードと電子マネーの特徴や顧客獲得サービスの違い

クレジットカードは、お客さんがカードをお店で使うことで、VISAやJCBなどの決済会社がお店から決済手数料を得ています。
また、お客さんが分割払いやリボ払いをした場合は、分割手数料も得ています。決済会社は、多くの人がクレジットカードを利用できる環境を整えた方が儲かります。そのため、国内・海外問わず、数多くの施設や店舗、ネット通販などでクレジットカードが利用できるようにしています。

利用場所は問わず、多くの人にカードを使ってもらいたいため、「カードを作ってくれたら5,000ポイント差し上げます」「クレジットカードを持っていたら◯%OFFで買い物できます」「今なら年会費も無料です」など、入会ポイントや企業独自のサービスを訴求して顧客獲得を行う傾向があります。
電子マネーは、利用できる場所やポイントが貯まる場所を制限していることが多いです。制限することで、提供会社の施設やお店でしか使えなくなります。
例えば

スーパーで買い物をする→ポイントが貯まる→ポイントが1ポイント1円の電子マネーとしても使える→他の店に行くと使えないので同じ店を利用するようになる

上記のように顧客の囲い込みができます。
電子マネーは、元々こういった発想で生まれたものでもあります。そのため、多くの電子マネーが提供会社の施設や店舗では使えるものの、他の施設や店舗では別の電子マネーを使っている事もあるので使えません。

クレジットカードのようにカードを持つことでポイントプレゼントがもらえたりはありません。
電子マネーカードを持つことで、「毎月◯日には◯%OFF」「毎月◯日はポイント2倍」など、電子マネーを持つことで、日々の買い物などがお得になることを訴求して、新たな利用顧客を獲得する傾向があります。

クレジットカードと電子マネーどちらがお得なのか?3つのお得度比較

クレジットカードと電子マネーではどちらがお得なのでしょうか。
普段、クレジットカードを使っている人や電子マネーを使っている人、両方を使い分けている人など、多くの人がどちらかを使用しています。
一体、どちらの方がお得度が高いのでしょうか。

ポイント還元率

クレジットカードも電子マネーも利用額やチャージ額に応じてポイントが貯まるものが多いです。
貯まったポイントは、商品やサービス、マイルや電子マネーに交換することや、支払いに充てることもできます。

しかし、クレジットカードと電子マネーを比較すると還元率はクレジットカードの方が圧倒的に高いといえます。
クレジットカードは概ね1%の還元率が多いですが、条件によっては3〜4%の還元率でポイントが貯まります。
つまり、1万円の買い物をすれば、100ポイントもしくは300〜400ポイント貯まるということです。多くのクレジットカード会社で1ポイント=1円相当の価値がありますので、1万円使えば100〜400円相当のポイントが付与されるということです。

ポイント還元率が非常に高く、毎月5万円クレジットカードを利用すれば、年間で6,000〜24,000円相当のポイントが貯まりお得です。
ほとんどのクレジットカードが、カードが会社が提供するサービスや提携している施設で利用する際に、ポイント還元率が高くなります。一方で、電子マネーのポイント還元率は、楽天Edy、WAON、Suicaなど、多くのものが0.5%です。

還元率が高いnanacoでも1%に留まります。つまり、1万円使用orチャージをしても、50〜100円相当のポイントしか貯まりません。
毎月5万円1年間利用した場合も3,000〜6,000円相当のポイントしか付与されません。仮にチャージと利用時の2重取りをしても1%程度、高くても2%程度です。クレジットカードは支払い手数料や加盟店手数料など、電子マネーに比べて収益源が大きいため、このようにポイント還元率がお得になっています。

利用しやすさ・支払いの手軽さ

ネット通販などの支払いを除外して考えると、支払いが手軽で利用しやすいのは電子マネーです。
クレジットカードの場合、サインレスの店舗や施設もありますが、支払いの際にサインか暗証番号入力が必要な場所は多いです。買い物が続く場合は、サインや暗証番号の入力が続くため、すごく面倒に感じるものです。

電子マネーの場合、サインや暗証番号の入力は必要ありません。基本的に、専用機器にカードやスマートフォン、スマートウォッチなどをかざすだけで決済ができます。非常にラクであり、決済がスピーディーで苦に感じません。
レジで後ろに人が並んでいる場合、クレジットカードでサインなどを求められると後ろからのプレッシャーを感じますが、電子マネーであればスムーズなので、後ろが気になりません。

手数料

クレジットカードを利用すると手数料がかかる場合があります。
1回払いであれば手数料はかかりませんが、分割払いやリボ払いを利用する際は手数料が発生します。手数料はカード会社によって異なります。例えば楽天カードの場合の支払回数毎の実質年率は次のとおりです。

3回払12.25%、5回払13.50%、6回払13.75%、10回払14.50%、12回払14.75%、15回払15.00%となっています。
このように、クレジットカードの場合、支払い方法によって手数料が発生してしまいます。そのため、分割払いの場合は、購入金額よりも多い支払い金額になります。

一方、電子マネーの場合は、分割払いという概念がないため基本的に手数料はありません。
そのためチャージをする際も、決済する際も、利用金額分しか差し引かれません。クレジットカードは手数料がかかる場合があり、電子マネーは手数料自体がありません。

クレジットカードも電子マネーもどちらもお得!適切に使い分けよう

クレジットカードも電子マネーもそれぞれが特徴を持っており、どちらも使い方によってお得に利用できます。
どちらか1つを使い続けるのも良いですが、クレジットカードと電子マネーの両方を持ち、ポイント還元率が高い場所によって使い分けると良いでしょう。クレジットカードから電子マネーへチャージすることによって、それぞれにポイントが貯まる場合もあります。

クレジットカードは年間費無料のものを選べば、両方持っても維持コストがかかりません。それぞれ多くの種類がありますが、選ぶのも楽しみの1つです。ぜひ、試してみてください。