• トレンドラインを引きたい!ヒゲと実体どちらを対象にすればいいのか?極端にヒゲが長い場合は?

トレンドラインの引き方や分析・予測する際の注意点について

2017年7月6日

チャートの動きを元に相場の方向性を予測するテクニカル分析。

さまざまな分析ツールを活用して、トレンド転換点や将来の相場動向を予測します。どれだけ精度が高い予測を効率的に出せるかが重要です。

トレンドラインは、トレンドの強さや転換点を予測でき、FX初心者の人でも比較的簡単に活用できます。
ここでは、トレンドラインを引く際のポイントや注意点、乱高下相場で極端にヒゲの長いローソク足が現れた場合の対処法などについて紹介します。

FX初心者や経験が浅い人など、トレンドラインを引き始めの頃に悩むような項目です。

ローソク足の実体とヒゲどちらを結ぶか?トレンドラインの引き方や活用方法

トレンドラインは相場の分析や予測をする基本的なツールだからこそ、多くの市場参加者が利用しています。
しかしチャートにトレンドラインを引く際、ローソク足の実体とヒゲのどちらを対象として結んだらいいのか悩んだことありませんか。

実体とヒゲの先端が離れている場合もあるため、どちらを対象として引くかで、ラインの位置が大きく変わることがあります。

トレンドラインを引く場合はローソク足の実体とヒゲどちらを対象に結ぶべきか?

相場のトレンドを分析して予測するためにトレンドラインは非常に有効です。

上昇トレンド時のサポートライン、下降トレンド時のレジスタンスライン、ボックス相場での水平ラインなどを引くことで、トレンドにどれくらい勢いがあるか、押し目買いや戻り売りを狙うポイント、ブレイクダウンやブレイクアップによるトレンド転換点などを予想し、利益を狙うことが可能です。

トレンドラインの引き方や活用方法は、FX初心者でも覚えやすいですが、上昇トレンドや下降トレンドなど、トレンドラインを引く場合はローソク足の実体とヒゲのどちらを結べばいいのでしょうか。

ローソク足のヒゲだと安値と高値、実体だと始値と終値が対象になります。

ヒゲの先端を対象としてトレンドラインを引く場合は、実体を対象として引くよりも、高い位置や低い位置にラインを引くことになります。
その分、押し目買いや戻り売り、ブレイクダウン、ブレイクアップの位置が高くも低くもなります。

一方、実体を対象としてトレンドラインを引く場合は、ヒゲを対象として引くよりも、押し目買いや戻り売りなどのポイントが内側になります。

ヒゲを対象とする場合は、高値や安値を含めて相場の上下として捉えることができますし、実体を対象とする場合は、移動平均線やボリンジャーバンドの参考指標になる終値を対象にできます。

トレンドラインはヒゲと実体どちらを対象に引いても正解

FXの本やサイトなどを見ると、高値と安値のヒゲを対象としてトレンドラインを引くように紹介しているものが多いです。
しかし、実際にはヒゲを対象にしないといけないという決まりはありません。ヒゲでも実体でも、どちらを対象にトレンドラインを引いても正解です。

なぜかというと、ヒゲを対象にする投資家と、実体を対象にする投資家がいるためです。
そのため、それぞれを対象としたラインを、多くの市場参加者が意識しており、一定の反応が見られます。
ただし、どちらも正解だからといって、ヒゲを入れたり実体を入れたりなど、都合よく引き方を変えてしまっては、一貫性がなくなってしまいます。

一貫性がなくなると分析や予測も安定しませんので、得られる利益を得れなかったり、損失が大きくなったりします。ヒゲを対象とするか、実体を対象とするか決めたうえでトレンドラインを引くようにしましょう。

極端に長いヒゲのローソク足が現れた場合のトレンドラインについて

チャートを観察していると、市場に影響力の高い材料が出た時に大きく上がり下がりすることがあります。
特に市場も予想していないようなインパクトのある事象であれば、一時的に大きく高値や安値をつけるため、極端に長いヒゲのローソク足が現れやすくなります。

このような極端に長いヒゲのローソク足が現れた場合は、どのようにトレンドラインを引いたり、活用して分析・予測すればいいのでしょうか。

乱高下相場など極端に長いヒゲが現れた場合は取引中に値が飛ぶこともある

相場が乱高下している場合は、ローソク足に極端に長いヒゲが現れやすいです。
高値、もしくは安値と終値の乖離が大きいためです。実体が長いのであればトレンドラインを引く際の対象としても考えられますが、極端に長いヒゲを対象にすると、精度の低いトレンドラインになってしまいます。

価格が大幅に上がったり下がったりする材料が市場に出た際に起こりやすいですが、極端に長いヒゲが出た場合、値が飛ぶ可能性もあります。
値が飛ぶとは、相場が急に飛び離れて高くなることです。

値が飛んだりした場合にトレンドラインを引く際は、ヒゲよりも実体を対象とした方が良いでしょう。
また、トレンドラインを引いているなかで、極端に長いヒゲが現れた場合は、値が飛び、一瞬でブレイクダウン、ブレイクアップする可能性がありますので、注意しましょう。

イレギュラー現象を考慮するとダマシに引っかかりやすくなる

極端な長いヒゲや値が飛ぶことは、そんなに頻繁に起こるものではありません。
こういった普段あまり起こらないイレギュラーな現象を考慮してトレンドラインを引いたり、トレンドラインを活用して押し目買いや戻り売り、トレンド転換などを狙うと、ダマシに引っかかる可能性があります。

例えばレジスタンスラインを上抜いた場合、ブレイクアップとして買いシグナルと考えますが、予想に反して大きく下落することがあります。
逆も同様で、サポートラインを割り込んだ場合、ブレイクダウンとして売りシグナルとして捉えます。

しかし予想に反して大幅に上昇することがあります。
このようにトレンドラインを引く場合や、活用する際に、イレギュラーを考慮してしまうとダマシに引っかかる可能性が高くなる場合がありますので注意しましょう。

普段あまり起こらないイレギュラー現象だからこそ、その動きを参考に普段どおりの投資をしても成功する確率は高くないということです。

トレンドラインはヒゲ・実体どちらに引いてもOK イレギュラー時は勝負を控える

トレンドラインを引く際は、ローソク足のヒゲと実体、どちらを対象に引いても間違いはありません。
市場参加者も各人それぞれを対象としてトレンドラインを引き、ポイントを意識しています。ただし、一貫性を持ったうえで引くようにしましょう。

そして乱高下相場、ヒゲや実体が極端に長いローソク足が現れた場合は、値が飛ぶ可能性もあり、ダマシに引っかからないように注意しましょう。

値が飛ぶ場合だけでなく、あまりイレギュラー現象に付き合わないようにした方が良いでしょう。
普段見ないような相場の際は勝負を控えて、自分が絶対勝てると思う得意とするパターンの時だけ勝負すれば、安定した結果を出し続けることが可能です。

トレンドラインは株価をざっくり知るためにも使える

チャートにトレンドラインを引くことで、相場動向や株価の方向性を知ることができます。
大まかな方向性を知ることで、株価がどれくらいの期間上昇(下降)しているか、相場の方向性はどれだけ強いのか、どのタイミングで方向性が転換しそうなのかなどを、分析・予測することが可能です。

上昇相場は安値と安値を繋いでサポートラインを引き株価の方向性を見る

トレンドラインは相場の方向性、つまり株価の方向性を予測するのに活用できます。
トレンドラインは上昇トレンドの際のレジスタンスラインと下降トレンドの際のサポートラインがあります。上昇相場では、最も低いローソク足の安値同士を結び、ラインを引きます。

右上がりのラインになり、下値支持線やサポートラインと呼ばれます。上昇相場のなかでは、多くの市場参加者がサポートラインを意識しますので、ラインよりも上で株価が上がり下がりを繰り返します。

仮にライン付近まで株価が下がったとしても、多くの買い注文が入り、株価は下げ止まり、また上昇することが多いです。押し目買いのポイントにもされます。
株価がサポートラインを割り込む際は、上昇相場の力が弱まり、下落相場に転換する可能性があります。上昇相場においては、サポートラインを意識して株価の変動を見ましょう。

下落相場は高値と高値を繋いでレジスタンスラインを引き株価の方向性を見る

一方、下落相場、所謂下降トレンドの際は、最も高いローソク足の高値と高値を繋ぐことで、トレンドラインが引けます。
下降トレンドの際のトレンドラインは右下がりで、上値抵抗線やレジスタンスラインと呼ばれます。下落相場・下降トレンドのなかで市場参加者が意識をするラインになり、株価がレジスタンスライン付近まで上昇をしたとしても、多くの売り注文が入り上げ止まることが多いです。
そしてまた株価が下がります。戻り売りのポイントにもされ、ローソク足がレジスタンスラインの上に超えた場合は、下降トレンドから上昇トレンドへと転換する可能性があります。
これら、サポートラインやレジスタンスラインを引くことで、相場動向が読みやすくなり、株価の方向性が見えてきます。

株価の反落、反発を事前に察知し売買ポイントを予測できる

トレンドラインを活用することで、株価の反落や反発を事前に察知することが可能です。
なぜならトレンドラインは多くの市場参加者が意識をするポイントであり、ライン付近になると多くの売買注文が入る傾向があります。

事前にどのような動きをする可能性があるかを知っておくことで、利益を狙うことができます。ここでは、上昇トレンド・下降トレンドが続くなかで、トレンドラインを超えることなく、株価が下落・上昇をしてもあまり心配する必要がないことについて、確認していきましょう。

上昇トレンドや下降トレンドが続いているなかで株価が上下しても心配ない!?

トレンドラインを引いて上昇トレンドが確認できる場合に、株価が下落したとしても、トレンドラインより上での株価の上下であれば、そこまで弱気になる必要はありません。
なぜなら、多くの市場参加者はトレンドラインを意識するため、ライン付近まで株価が下がったとしても多くの買い注文が入り、また株価が上昇します。

トレンドラインを割った場合は、注意が必要ですが、ラインの上での上下は普通にありえることですので、弱気になる必要はありません。逆も同様です。下降トレンドに引いたレジスタンスラインの下で株価が上下しても、あまり心配する必要はありません。

サポートライン同様で、多くの市場参加者が意識をしているポイントになりますので、レジスタンスライン付近まで株価が上がったとしても、売り注文が多く入るため、再び株価が下がることが多いです。
しかし、ローソク足がレジスタンスラインを上に超える場合は、トレンドが変わる可能性もありますので、注意が必要です。

トレンドラインを引くと相場の大きな流れが見える

トレンドラインを引くことで、一時的なトレンドが分析・予測ができるだけでなく、大きな相場感を把握することもできます。
大きな相場感を知ることはとても重要です。
いかに小さいトレンドがあっても、大きなトレンドに逆らうことはできません。短期売買をする場合は別ですが、中長期で株を保有する際は、株価の大きな流れを読み、売買を行うことが大切です。

チャートの時間軸によって上昇トレンド・下降トレンドが変わってくる

サポートラインやレジスタンスラインを引く際は、ローソク足の時間軸を変えて相場を分析することが大切です。
ローソク足の時間軸には、1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、8時間足、日足、週足、月足などがあります。

5分足で見ると陽線のローソク足が多く見えたとしても、1時間足で見ると陰線だったり、30分足で見えると上昇トレンドなのに、日足で見ると下降トレンドだったりなど、時間軸によってローソク足の表示のされ方が違ってきます。

トレンドラインを引く際も1つの時間軸だけで分析するのではなく、いくつかの時間軸も確認するようにしましょう。1分足や5分足でトレンドラインを引いたらサポートラインであっても、日足だとレジスタンスラインかもしれません。スキャルピングやデイトレード、スイングトレード、長期投資など、投資スタイルにもよりますが、トレンドラインを活用するのであれば、短い時間軸のチャートよりも、長い時間軸のチャートに引いた方が効果的です。なぜなら、短い時間軸のチャートにトレンドラインを引いても意識している人が少なく信頼性が低いためです。

1分足や5分足、15分足などのチャートにトレンドラインを引いたとしても、下げ止まりや上げ止まりがほとんどなく、簡単にラインを超えてローソク足が動きます。多くの市場参加者が、短い時間軸でトレンドラインを使っておらず、意識されていないためです。

これでは、押し目買いや戻り売りなどを狙ったとしても上手くいきません。多くの市場参加者が意識していて反応がある可能性が高い、1時間足や日足などのチャートでトレンドラインを活用すると効果的です。ただし、新規注文や決済注文を出す際は、他の時間軸のチャートも見たうえでタイミングを計るようにしましょう。

特に大きな相場感を知りたい場合は、週足や日足などでトレンドラインを引きましょう。基本的には、週足→日足→1時間足などのように、大きな時間足から小さな時間足までを順に見ていきましょう。
そうすることで、大きな相場感から小さな相場感まで方向性を確かめることができ、精度高く予測できる可能性が高まります。特にある程度長期で保有していく場合は、大きな相場感を捉えることが大事です。

トレンドラインは相場の方向性、売買ポイントを知るための有効ツール

トレンドラインは上昇時のサポートラインと下降時のレジスタンスラインがあり、上手く活用できれば、相場の方向性を掴むことができます。
また、ラインは多くの市場参加者が意識しているポイントでもあるため、ラインを活用して押し目買いや戻り売りを狙ったり、ブレイクダウンやブレイクアップのトレンド転換点を狙って売買することが可能です。

簡単に引けてすぐに活用することができます。絶対的な予測をできるわけではありませんが、精度高く活用できれば、非常に有効なツールです。
これからFXを始める予定の人はデモトレードで、トレンドラインを使い始めようとしている人は実践で、早速トレンドラインを試してみてください!

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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