• ボリンジャーバンドの基本的な内容や特徴、使い方について

ボリンジャーバンドは統計学を用いた分析手法であり初心者でも使いやすい

2017年7月19日

ボリンジャーバンドという分析手法をご存じですか。7本の線を使い、統計学を用いた手法のことで、多くの投資家が活用しています。それぞれの線の間に株価が収まる確率が算出されており、その確率を利用して順張りや逆張りを狙います。ボリンジャーバンドの基本的な内容や特徴、使い方について、紹介します。

ボリンジャーバンドとは?基本的な内容や特徴について

株式投資やFXで相場動向を読むための分析ツールとして用いられることが多いボリンジャーバンドとは、どのような分析手法なのでしょうか。
統計学を用いた分析手法でもあり、多くの投資家が活用しています。

移動平均線を活用したボリンジャーバンドは内容や特徴を理解すれば、初心者の方でも比較的使いやすいツールです。しっかりと覚えてデモトレードなどで試してみましょう。

株価が各バンドの間に挟まれる確率を元にした順張り・逆張りの指標

ボリンジャーバンドとは、ジョン・ボリンジャーによって考案された統計学を用いたトレンド分析手法のことで、移動平均線を中心に7つの線で構成されています。
線のことをバンドと呼ぶこともあります。

一番中心にあるのが移動平均線で、次に、外側に向かって上下1本目のバンドが+1σと−1σ、2本目のバンドが+2σと−2σ、3本目のバンドが+3σと−3σになり、それぞれのバンドの間に高い確率で株価が推移するとされており、その確率を元に順張りや逆張りを行います。各バンドの間で株価が推移する統計学的確率は下記のように算出されています。

バンドの間に収まる確率

  • ±1σ 68.27%
  • ±2σ 95.45%
  • ±3σ 99.73%

これらの確率で、それぞれのバンドの間に株価が挟まれるということです。逆に考えてみると、±1σのバンドから外れる可能性は31.73%、±2σのバンドから外れる可能性は4.55%、±3σのバンドから外れる可能性は0.27%となり、非常に低い確率であることがわかります。

±1σのバンドを出る可能性はありますが、±2σのバンドの外に出る可能性は5%にも満たない状態です。

基本的には、ローソク足の実体が±2σの線を抜けた場合はトレンド発生の可能性があり、ローソク足が±3σに当たった場合は高い確率でトレンド発生となります。
しかし、注意も必要で、ローソク足のヒゲが±2σを抜けただけの場合はダマシの可能性があります。また、レンジ相場の際は、±2σを抜けた場合や+3σに当たった場合は逆張りのタイミングとも言われています。

必ずトレンド発生などが起きるとは限りませんが、1つの参考指標として使います。

株価の変動が小さい=スクイーズ、株価の変動が大きい=エクスパンション

ボリンジャーバンドは、価格変動が小さいレンジ相場など、相場が膠着する場面では、バンド幅が狭まり、価格変動が大きい場面ではバンド幅が広がる傾向があります。
バンド幅が小さい状態のことを「スクイーズ」、バンド幅が広がった状態のことを「エクスパンション」と言います。相場は変動幅が小さい→大きい→小さい→大きいの繰り返しをしながら動いていきますので、ボリンジャーバンドもスクイーズ→エクスパンション→スクイーズ→エクスパンションと、繰り返しながら動いていきます。

スクイーズ=株価がほとんど動かない、エクスパンション=株価が大きく動くという、株価との関係性は覚えておきましょう。

売買サインやトレンド発生サインとは?ボリンジャーバンドを使いこなす基礎知識

ボリンジャーバンドは自分で移動平均線を元に作るのでしょうか。
また、売買サインやトレンド発生のサインはどのようなものなのでしょうか。ボリンジャーバンドを使うことで、トレンド発生も予測でき、順張り・逆張りも狙うことができます。

ボリンジャーバンドの作り方とは?自分で作らないといけない?

ボリンジャーバンドを作るために標準偏差を求める計算式(√(期間×価格の2乗合計−価格の合計の2乗)/ 期間 ×(期間−1))などもありますが、実際に計算してボリンジャーバンドを作る必要はありません。
各証券会社の株価チャートで自動でボリンジャーバンドを表示してくれます。

売買のサインとは?どんな時に買い・売りをするのが効果的か

ボリンジャーバンドを使った売買サインはたくさんあります。
最も基本的なものは、バンドの間に株価が収まる考えを元にした逆張りで、+2σに達したら株価が上がりすぎと考え売り、−2σに達したら株価が売られすぎと考え買いサインと考えます。また、順張りで狙う場合は、バンドがスクイーズからエクスパンションになり+2σを突き抜けたら買いサイン、同様に、バンドがスクイーズからエクスパンションになり−2σを下に割ったら売りサインを考えます。

それぞれの売買サインは絶対ではありませんが、ボリンジャーバンドを活用する上で、1つの参考指標となります。

トレンドの発生サインとは?どこを見ればいいのか?

トレンドの発生は、順張りで使う方法で見ることが可能です。
ボラティリティ・ブレイクアウトとも言われる順張り手法で、スクイーズからエクスパンションして、株価が±2σの外に抜けた方向にエントリーします。

この際、±2σのバンドに沿って株価が上昇もしくは下落するバンドウォークとなる可能性が高く、バンドウォーク発生=トレンド発生と考えることができます。
つまり、±2σを超えたらトレンド発生の可能性があるため、+2σを超えたら買い、−2σを超えたら売りエントリーすると良いです。

トレンドの発生サインも絶対ではありませんが、参考指標として十分に活用できます。

相場の変化をビジュアルで分析・予測できるボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは買われすぎ、売られすぎなどの相場の変化をビジュアルで分析・予測できるため、非常に便利です。
確率をベースにしているため、初心者でもわかりやすく使いやすい特徴を持ちます。
他の分析手法同様、すべてが当たるわけではありませんが、相場感を読み解く1つの参考指標になることは確かです。気になる方は、ぜひ試しに使ってみてください。

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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