• 実用的!「雲」を利用すれば、初心者でも売買タイミングがひと目でわかる!

ルールが簡単で、すぐにでも始められるメリットがある

2018年5月24日

株式投資では様々なテクニカル指標や投資ニュースなどの情報を利用して分析を行いますが、初心者にはなかなか難しいのが現実です。
そんな株式投資の分析で初心者向けにいいと注目されるのが「一目均衡表」です。ただ、一目均衡表においても利用方法や理論をしっかりと把握していないと初心者にも活用が難しいのですが、ひとつだけ、ある部分に注目すれば、株価の行方が読み込めるとされています。

それは一目均衡表に現れる「雲」と呼ばれる箇所です。この雲の形状などをじっくり観察し、株価が雲に近づいたときにどう動くかを見ておくと、その後の相場がどう動くかが見えてくることが多く、初心者でも分析がしやすくなります。

ここでは、そんな一目均衡表の雲について紹介し、雲をうまく活用するトレード手法を見ていきます。

一目均衡表の「雲」を活用したトレード

一目均衡表の中に描かれる雲を利用することで、株価がその後突き抜けて変動して行く可能性が高いのか、あるいは反発してしまうのかもしれないのかが簡単に見えてくるようになります。
難しい理論を用いた分析がまだ苦手な初心者にも利用できるもので、一目均衡表の雲はシンプルでわかりやすい、株価の推移を予測するひとつの情報源になります。

一目均衡表は異なる日数から算出された数値を表した5本の線でできたテクニカル指標になります。
このうち先行スパン1と2に挟まれた帯の部分を雲と呼びます。

この雲はチャート上では灰色などの色がついていることが多いので、目をこらして確認するまでもなく、一目瞭然でわかりやすい帯状になっています。

実際の株価よりも雲が上にある場合は、その雲自体が上値抵抗線になる場合が多く、強気の相場の可能性が高いと見ていいです。

逆に雲が株価よりも下にあると下値支持線になることが多く、弱気の相場と考えられます。

このように一目均衡表の雲と実際の株価の推移する位置関係を見るだけで、概ねの将来的株価推移が予測でき、投資の方向性が見えてきます。これが一目均衡表の大きなメリットです。

なぜ雲の薄い部分と厚い部分があるのか?

一目均衡表の雲を使った分析において大切なのは、その雲の厚みを見ることです。
株価がその雲に突入したとき、その厚さによってその直後に反発するのか、あるいは突き抜けてしまうのかがわかってきます。

この雲に厚みができるのは、そもそも先行スパンはすでにポジションを保有している人の残高を表しているもので、先行スパン1と2で時間を中心にした計算方法がやや違っていて、異なった数値を出しています。
この差が厚みに変化をもたらしています。

そして、この雲に関する基本的なこととしては

  • 先行スパン1が上にあるときは上昇相場
  • 先行スパン2が上にあるときは下降相場

になる可能性が高まっているということです。
この基本と共に雲の厚みを見ると、その後の相場がどう動くかが予測できます。

一目均衡表の雲は、とにかく厚みがあるほど反発の可能性が高くなります。
また、厚みが薄いと反発が起こりにくく、そのまま株価が雲を突き抜けて変動していくと予測されます。

たったこれだけのことを憶えておくだけで、一目均衡表の雲を利用した分析がやりやすくなります。初心者でも簡単な情報源ですし、手の込んだ分析で混乱しているときは、いったん基本に立ち返って、上級者にも雲を利用してみることをお勧めします。

実際にトレードで活用してみよう!

それではここで、一目均衡表の雲を利用した実際のトレード例を見てみましょう。
株式投資の基本中の基本の投資手法である上昇相場で買い、高値になったときに売却するという中で、どう雲を活用するかを知っておきましょう。

取引としても、また雲の活用方法としても基本中の基本ですので、まずはそのあたりを押さえながら、一目均衡表を利用してみます。

買いのタイミング

まずは一目均衡表の雲を利用した場合に「買いのタイミング」はこう見るというポイントを確認しましょう。
前項で説明したように、実際の株価と一目均衡表の雲の帯の位置関係、雲の厚み、先行スパンの1と2の上下の位置などを見ながら、買いのタイミングを探っていきます。

ケース1:薄い雲の下からローソク足が入ったとき

株価が雲の下にあった場合、基本的には弱気の相場で、雲が上値抵抗線になる可能性が高いです。
しかし、雲が薄い場合、ローソク足、つまり株価が下から入っていっても反発する可能性が低く、そのまま株価は雲を突き抜けていくと考えられます。

突き抜けていくということは株価が上昇し続けるわけですので、このときは買いのタイミングと見ていいと考えられます。

ケース2:ローソク足が雲の中に入り停滞しているとき

株価が雲の中で停滞してしまうケースもあります。
雲が薄い場合に停滞はあまりなく、すんなりと突き抜けていくことがよくありますが、ほどよい厚みがあると、ローソク足が雲の中でいったん停滞し(停滞といっても雲の中で変動は続けます)、抜け出せなくなります。

このときに株価はどちらに抜けていくかを予測する方法としては、先行スパン1と先行スパン2のどちらが雲の上の線になっているのかを見ることです。

先行スパン1が上の場合は上昇相場の傾向が強く、逆に先行スパン2が上だとその後下降する傾向があります。

このようにもしローソク足が雲の中で停滞したときは、先行スパン1と2の位置関係を見てください。
もし先行スパン1が上であれば、その後株価は雲を突き抜けて上昇する可能性が高まります。ということは、その時点での投資としては買いのタイミングに入っていると考えていいでしょう。

ケース3:雲の上にあるローソク足が雲の中で反発したとき

株価が雲の上にあり、それがやや下降して雲に触れると反発するときがあります。
つまり再び上昇相場に入りますので、これも買いのタイミングです。

そのポイントに気がついたときにすでに反発していれば、それは高確率で上昇相場になっていますので、なんら問題はありません。
しかし、これからローソク足が雲に触れようとしているときにはどのように見ればいいでしょうか。
このときはやはり雲の厚さを見ます。

特に先行スパン1が上にあり、雲が厚ければ株価が反転して上昇していくことはほぼ間違いないでしょう。
一目均衡表の雲の基本は厚ければ反発するということですから、厚みがある場合は反発して上昇するので買いのタイミングになります。

ただ、雲が薄い場合、それから先行スパン2が上にある場合には株価が雲を突き抜けて下降相場に入る可能性が高いですので、このときは買いのタイミングではありません。

売りのタイミング

雲を使った買いのタイミングの一例は前項で紹介しましたので、一目均衡表を使ってどうポジションを保有するかはわかったかと思います。
では、保有した資産を手放すための、「売りのタイミング」はどう読み取ればいいでしょうか。

ここでは単純な売買手法を基準として安く買い、高く売るを前提に、一目均衡表の雲で読み取る売りのタイミング例を見ていきましょう。
株価が反転して下降し始める直前直後に売却できる瞬間が雲を使って見いだせればベストであります。

ケース1:厚い雲の下からローソク足が入ったとき

一目均衡表の雲が、実際の株価よりも上にある場合にはその雲が上値抵抗線となって、株価が雲に入っていっても反発して下降する可能性が高まります。

特に雲が厚いこと、さらに先行スパン2が上であればなおさら下降相場に入りやすくなります。
そんなときは雲に株価が触れる直前、あるいは反発する瞬間にポジションを精算できれば利益確定することも可能です。

とにかくこのケースにおいては雲が厚いことが重要ですので、反発する可能性を考え、利益を最大化するにはどのタイミングで売却するかを検討しておきましょう。

ケース2:ローソク足が雲の中に入り停滞したとき(先行スパン2が上にある)

株価が雲の中に停滞することもあります。
雲が上にあって、ローソク足が下から雲に入っていったとき、もし雲が薄ければそのまま突き抜けていく可能性があり、このときは買いのタイミングになります。

しかし、上下のいずれから雲にローソク足が入っても、雲が厚いときには先行スパンの1と2の位置関係によっては下落方向に転換する可能性があります。
このとき、特に先行スパン2が上にあれば、その後下降する可能性が高まりますので、そうなればその時点が株価としてはピークとなるはずです。

つまり、そのときが売りのタイミングというわけです。

ケース3:雲の上にあるローソク足が薄い雲に入ったとき

株価が雲の上にあり、徐々に下降して雲に入ることがあります。

このとき、雲に厚みがなければ相場はそのまま雲を突き抜けて下降していく可能性があります。
ということは、その時点が最も高値になりますので、その時点で保有する株式などは売却するべきタイミングとなります。

ただ、ローソク足が上から雲に突入するまで待っていたということは、最早利益確定というよりも損切りに近い可能性もあります。
そのため、ポジションを保有しているのであればその事態を深刻に受け止め、できるだけ早くにその売りのタイミングをクリアしていきましょう。

まとめ

一目均衡表の雲はその後の株価の動きを予測するためのひとつの方法としては非常にシンプルでわかりやすく、初心者でも相場を読み取りやすい指標になります。
もちろん100%の精度ではありませんから、複数のテクニカル分析や情報収集を元により高度な予測をしていくべきではあります。

しかし、初心者がテクニカルのひとつひとつを自分の実にしていくにはやや道のりは長いです。
それであれば、まずは一目均衡表の雲を利用して分析していくことをお勧めします。特に特別なことをする必要もなく、ただ一目均衡表を利用すれば雲の一帯がひと目でわかる色合いになっていますから、今すぐにでも始めることができるというメリットもあります。

同時に分析に行き詰まった上級者も原点回帰のつもりで一目均衡表の雲を利用すれば、相場勘を取り戻せ、勝率アップにもなるかもしれません。というわけで、一目均衡表の雲は今お勧めしたいテクニカル指標になります。

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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