• 移動平均線は動き方や向きや角度、株価との位置関係で相場を予測できる

短期・中期・長期の移動平均線の内容や特徴、見方について

2017年7月31日

移動平均線には短期・中期・長期の3種類あります。
これらの移動平均線で、さまざまな相場動向の予測が可能です。サポートラインやレジスタンスとしての使い方だけでなく、ゴールデンクロスやデッドクロス、移動平均線の向きや角度、株価との位置関係などから、今後の展開を予測し利益を狙えます。
短期・中期・長期の3種類ある移動平均線の内容や特徴に加えて、移動平均線を用いた相場動向の予測の仕方について見ていきます。

短期、中期、長期の移動平均線の内容や特徴について

移動平均線は1種類だけでなく、平均日数によって短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線の3種類存在します。
これらの線を利用することで、押し目買いや戻り売りを狙ったり、トレンド転換点を予測したりなど、相場の展開を読むことが可能です。

短期・中期・長期の3種類の移動平均線の内容や特徴などについて、確認していきましょう。

さまざまな予測に役立つ短期、中期、長期の3種類の移動平均線

移動平均線はある一定期間の終値の平均値を線で結んだものであり、期間によって短期、中期、長期の移動平均線に分かれます。

「短期移動平均線は●日」など決まりがあるわけではありませんが、一般的に5日や6日、12日などの終値の平均値が短期移動平均線となり、中期移動平均線は20日や25日、50日、89日など、長期移動平均線は100日や200日などが用いられることが多いです。

移動平均線は、多くの投資家が株を買った平均値でもあり、損益分岐点付近でもあることからポイントとして意識されます。

そのため、トレンドラインのように、移動平均線をサポートラインやレジスタンスラインとしても使うことができ、押し目買いや戻り売りを狙ったり、ブレイクしてトレンドを形成するタイミングを狙ったりすることができます。さらに、ゴールデンクロスやデッドクロスなどの売買シグナルを参考に、トレンド転換点を予測し、利益を狙うことも可能です。

それぞれ名前のとおり、短期移動平均線は短期のトレンドを知りたい時、中期移動平均線は中期のトレンドを知りたい時、長期移動平均線は長期のトレンドを知りたい時に参考にできます。

短期線が上向きでも中期、長期線が右肩下がりなら、強気にはなれない

仮に短期移動平均線が上向きでも、中期移動平均線や長期移動平均線が下向きであれば、短期スパン=上昇、中長期=下降トレンドの傾向を示すため、「これから相場が上向きになる!」と強気にはなれません。

短期・中期・長期とすべての移動平均線が上向きであれば、相場が長期で見ても短期で見ても、上昇トレンドなのがわかるため強気で買いを入れることができます。

短期移動平均線が上向きで、中期・長期移動平均線もその後同じように上向く場合は良いですが、短期のみの場合は、上がりは一時的で再び下がり始める可能性がありますので、すぐに買いを入れずに様子を見た方がいいでしょう。

短期線が下向きでも中期、長期線が右肩上がりなら、慌てる事はない 

短期移動平均線が上向きで中期・長期移動平均線が下向きの時同様に、短期移動平均線が下向きで中期・長期移動平均線が上向きの場合は下落するとは限りません。

短期的に下落しても、すぐに値を戻し、再び上昇する可能性がありますので、すぐに保有する株を手放すなど慌てる必要はありません。短期移動平均線が下向きで、中期・長期移動平均線も下向きに動いた場合は、下降トレンドになる可能性が高くなりますので、損切りラインに近付く人は株を手放すことも視野に入れて、その後の動きを見守った方がいいですが、短期移動平均線だけの場合は、惑わされず様子を見ましょう。

移動平均線の向きや角度、株価との位置関係について

移動平均線は株価との位置関係や、向きや角度によっても今後の相場の動きを予測することが可能です。

これらの特徴を知ることで、投資家が意識しているポイントを知ることができ押し目買いや戻り売りを狙えますし、売買するタイミングを計ることができます。
移動平均線と株価との位置関係の特徴や、向きや角度によって相場の強弱がわかることについて、確認していきましょう。

移動平均線と株価との位置関係を見ることで今後の動きも予測できる

移動平均線と株価の位置関係を見ることはとても重要で、今後の相場動向を予測できます。株価よりも移動平均線が上にある場合は相場が下がっている時で、逆に、株価よりも移動平均線が下にある場合は相場が上がっている時になります。

相場が下がっている時は、移動平均線は上値抵抗線であるレジスタンスラインとなり、多くの投資家が意識するポイントを示し、レジスタンスライン付近まで価格が上がれば多くの売り注文が入り、再び相場が下がることが多く、戻り売りが狙えるポイントになります。

そして、相場が上がっている時は、移動平均線は下値支持線であるサポートラインとなり、価格がサポートライン付近まで下がれば多くの買い注文が入り、再び相場が上がる可能性があり、押し目買いを狙えるポイントにもなります。そして、株価と移動平均線の距離が大きく離れた場合は、やがて近付く性質があるため、その動きを狙って売買することもできます。

このように、移動平均線が株価の上→レジスタンスライン→戻り売りを狙える、移動平均線が株価の下→サポートライン→押し目買いを狙える、移動平均線と株価が大きく離れる→再び近付いていく→狙ってポジションを持つ、などの戦略で取引することが可能です。

株価と移動平均線との位置関係に注目することによって、今後の相場の動きを予測でき、そのポイントを狙うことができます。

移動平均線の向きと角度で強い相場か弱い相場かが予測できる

強い相場か弱い相場かは、移動平均線の向きや角度によってわかります。移動平均線の角度が急で上向いている場合は上昇トレンドの強い相場であり、大きく株価が上昇する可能性が高いです。

角度が浅く上向いている場合は上昇トレンドと言っても弱い相場なため、すぐに下落する可能性があります。逆も同様で、移動平均線の角度が急で下向いている場合は下降トレンドの強い相場であり、大きく株価が下落する可能性が高いです。

移動平均線が浅い角度で下向いている場合は下降トレンドの弱い相場であり、上昇トレンドへ転換する可能性があります。このように、移動平均線の向きと角度で、上昇トレンドや下降トレンドの際に力が強いのか弱いのかが予測できます。また、売買シグナルであるゴールデンクロスやデッドクロスにおいても、角度によって強弱が変わってきます。

短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けるゴールデンクロスは、両線の角度が深ければ強いゴールデンクロスであり、角度が浅ければ弱いゴールデンクロスであることを示します。短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ突き抜けるデッドクロスも同様で、両線の角度が深ければ強いデッドクロスを表し、角度が浅ければ弱めのデッドクロスであることを示します。

ゴールデンクロスは上昇を、デッドクロスは下降を表しますので、その後の上がり方・下がり方も変わってくることが多いです。1つの参考指標として把握しておきましょう。

さまざまな予測に使える!株式投資初心者の方にもおすすめの移動平均線

移動平均線はサポートラインやレジスタンスラインとして押し目買いや戻り売りを狙えたり、ゴールデンクロスやデッドクロスとして転換点を狙ったりできるだけでなく、向きや角度、位置関係によっても相場の強弱や今後の動向を予測できます。
ダマシもあるため気をつけなければいけませんが、参考になる指標の1つです。

短期・中期・長期と3種類ありますが、すぐに見慣れて使いこなせるようになります。ぜひ、移動平均線を活用して相場の分析や予測をしてみてください。

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