• NISAで非課税の恩恵を受けるために忘れてはいけない手続き

配当金の受取方法を株式数比例配分方式にしておかないと非課税にならない

2017年8月3日

NISAのメリットである年間120万円の非課税を受けるために、忘れてはいけない手続きがあることをご存じですか。
『NISAは口座さえ開設すれば非課税になる』と思っているようであれば間違いです。

何も知らずにNISAを使っていると、知らないうちに課税されているかもしれません。

NISAで絶対の忘れてはいけない手続きとは?忘れたら課税される可能性も

NISAを利用するにあたって絶対に忘れてはいけない手続きがあります。

この手続きを忘れてしまうと、NISAを使っていても非課税の恩恵を受けることができません。非課税を受けるために、どのような手続きが必要なのでしょうか。
NISAで課税されないために必要な「株式数比例配分方式」の手続きについて確認していきましょう。

投資初心者の方やNISAについて詳しくない方は「NISA=非課税」と思ってしまい、手続きしておらず課税されるかもしれません。紹介する内容を確認して忘れないようにしましょう。

株式数比例配分方式とは何?どんな内容や方式のこと?

株式数比例配分方式は配当金受取方法のことで、上場株式や投資信託の配当金や分配金を、株式などの数量に応じて証券口座で受け取れます。
株式数比例配分方式であれば、銘柄ごとの配当金や分配金を受け取りに行く手間が省けますし、管理や運用も非常にラクです。

NISAが非課税になるのは「株式数比例配分方式」を選択している場合のみ

NISAは、1年で120万円の投資非課税枠があり、利益を出しても20.315%の税金が課税されないのが特徴です。

しかし、どんな状況であっても必ず税金が課税されないと決まっているわけではありません。利用の仕方を間違ってしまうとNISAであっても課税される恐れがあります。

NISAは、上場株式などの配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」にしておかないと課税されてしまいます。
他の、登録配当金受領口座方式・個別銘柄指定方式・配当金領収証方式では、NISAを使っていても税金が課税されてしまいます。株式数比例配分方式は、株式発行会社→証券会社→証券口座と証券会社を経由して配当金を受け取ります。
しかし、登録配当金受領口座方式・個別銘柄指定方式・配当金領収証方式は、証券会社を経由せずに配当金を受け取ってしまいます。

証券会社を経由しないことにはNISA口座で保有している上場株式か判断ができませんので、NISAを使っていても課税されてしまいます。
非課税になるのが特徴のNISAを使っていても、課税されてしまっては何の意味もありません。NISAを利用するにあたって、受取方法を「株式数比例配分方式」にしておくことは絶対に忘れてはいけないことです。

手続きを忘れてしまうとどうなるのか?どうやって手続きするの?

「株式数比例配分方式へ変更しないと非課税にならないのだった。。」大切だとわかっていても、ついつい変更手続きを忘れてしまうこともあります。
株式数比例配分方式への手続きをしていなかった場合はやはり税金が課税されるのでしょうか。ここでは、手続きを忘れていた場合や、変更手続き方法、注意点について確認していきましょう。

株式数比例配分方式の手続きを忘れてしまうと税金がかかってしまう

もし、株式数比例配分方式にしていなかった場合は、配当金を受け取る際に20.315%の税金が課税されてしまいます。
仮に、1万円の配当金であれば約2千円、3万円の配当金であれば約6千円もの税金がかかってしまうため、非常に大きいです。

NISAを始める場合は株式数比例配分方式にする手続きを絶対に忘れないようにしましょう。

株式数比例配分方式へ変更するにはどういった手続きをするのか?

どのような手続きをすれば株式数比例配分方式に変更できるのでしょうか。
NISA口座を含めて、保有している証券口座を1つでも株式数比例配分方式へ変更すると、すべての証券口座でこの受取方法が適用されるようになっています。そのため、証券会社ごとに配当金の受取方法を変更することはできません。

株式数比例配分方式へ変更する場合は、ネットからの変更手続きが可能です。どの証券会社で変更する場合も、簡単な入力で株式数比例配分方式への変更ができます。ただし、即日変更されるのではなく、変更手続きをしてほふりの更新が完了されるまでに3〜4営業日はかかります。逆算して早めに手続きをするようにしましょう。

特別口座を開設している場合は株式数比例配分方式へ変更できない

株式数比例配分方式へ変更する場合に注意しなければならないのが、複数の証券口座を持っていて特別口座を開設しているケースです。特別口座を持っている場合は、株式数比例配分方式へ変更することができません。この場合は、特別口座の残高を他の証券口座に振替をして、閉鎖すれば株式数比例配分方式へ変更できるようになります。

特別口座と特定口座は別ものですので間違いないようにしましょう。

NISAを使う場合は株式数比例配分方式にすることを忘れない

せっかくNISAを開設しても、配当金の受取方法を株式数比例配分方式にしていなければ、20.315%課税されてしまいます。

NISAを使って課税されるようでは何のメリットもありませんし、損益通算や繰越控除ができないため、デメリットでしかなくなります。

また、特別口座を開設している場合は株式数比例配分方式への変更ができませんので、注意が必要です。NISAを使う場合は、必ず株式数比例配分方式にすることを忘れないようにしましょう。

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