• NISAの年間120万円ある非課税枠の使い方や注意点について

分散投資や家族で口座開設してリスク軽減や非課税枠の増加がおトク

2017年8月4日

NISAは年間120万円の非課税枠があるのが最大の特徴です。しかし、非課税枠があるからといって、何も考えずに運用をしているとメリットを最大限受けられないかもしれません。

しっかりと有効活用できるように前もって使い方を考え、計画的に運用していきましょう。

NISA口座の年間120万円の非課税枠の使い方はどうするべきか?

NISA口座は誰でも最大5年間、毎年120万円の非課税枠があります(ジュニアNISAは年間80万円)。
非課税枠はどのように使うのが効果的なのでしょうか。せっかくの非課税枠も使い方で失敗すると、NISAの何のメリットも得ることができず5年間が終わってしまいます。
年間120万円の非課税枠の使い方や、複数の金融商品や銘柄による分散投資を詳しくみていきます。

複数の金融商品や銘柄による分散投資や家族で非課税枠を増やす

年間120万円の非課税枠のあるNISAは、極力リスクを軽減して利用するのがオススメです。
せっかくNISAを使っても損失を負ってしまっては、120万円枠の意味がありません。
また、損失を負った場合は、損益通算も繰越控除もできないため「一般口座の方が良かった」という話になってしまいます。

NISAは利益を出せば恩恵を受けれますが、損をしてしまうとデメリットしかありませんの注意しましょう。120万円枠の未使用枠は翌年に持ち越せませんので、予算上問題ない人は120万円キッチリ使った方が良いでしょう。
使い方としては、リスクが小さく損失が出にくいように「分散投資」を心掛けるのがポイントです。また、配偶者も投資をやっている場合は、夫婦で口座開設をすることで、家族として非課税枠を増やすこともできます。

使い方のポイント

  • リスク軽減のために分散投資を心掛ける
  • 夫婦で開設して家族で非課税枠を増やす

年間120万円の枠内で対象商品であればいくつ金融商品を買ってもいい

年間120万円の非課税投資枠がありますが、120万円の投資枠を複数の金融商品で使うことも可能です。
NISAの対象商品となる株式投資やETF(上場投資信託)・株式投資信託・REIT(不動産投資信託)などであれば組み合わせて使うことができます。

NISAの対象商品でない預金や国債・社債などを使用することは、当然できません。
分散投資をしている方は、株式投資50万円・ETF30万円・REIT20万円・株式投資信託20万円など分散して、すべて非課税にするおトクな使い方もできます。

株式も複数銘柄への投資が可能なので分散投資ができ非課税にもなる

株式投資も年間120万円までであれば複数銘柄への投資が可能です。A株に120万円投資する方法も良いですが、A株20万円・B株30万円・C株10万円・D株40万円・E株20万円など複数銘柄に分散させる方法もできます。1つの銘柄だけだと何か想定外のことが起きると、株価が急落して大きなダメージを受けてしまいます。

しかし、銘柄が複数あるとダメージが軽減できますし、B株が下がってもD株が上がるなどトータルで利益を狙えます。
特に初心者の方は、このような分散投資がオススメでNISAでも可能です。

夫婦で口座開設すれば非課税枠240万円に増やせておトク

NISAは1人1口座までしか開設ができず、年間120万円までしか非課税枠もありません。
しかし、配偶者も投資をしている場合は、夫婦で口座開設することで非課税枠を240万円まで増やすことができます。

また、未成年の子どもも投資をする場合は、19歳以下が対象となり非課税枠が年間80万円あるジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)もあるため、夫婦+子どもで非課税枠を320万円まで増やすことも可能です。
1人だと5年間で600万円の非課税枠ですが、夫婦だと1,200万円、夫婦+子どもだと1,600万円もの非課税枠になり大変おトクです。家族でNISA口座・ジュニアNISA口座を上手く活用して収益を最大化させましょう。

NISA口座を効果的に使おうとする際の注意点について

NISA口座を効果的に使うために、分散投資や家族開設などの方法がオススメと紹介してきました。
しかし、分散投資などを行うにあたり注意点はないのでしょうか。ここでは、購入する種類や数が多いと手数料コストがかかることや、どんな方法を使っても1人1口座までしか開設できないことについて確認していきましょう。
注意点を踏まえた上で、どのような使い方をしていくか計画を立てるようにしましょう。

購入する種類や数が多いと手数料などのコストがかかる

非課税枠内で複数の金融商品や銘柄による分散投資を行う場合は、手数料に注意しましょう。
例えば、投資信託では「販売手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3つの手数料が必要となりますし、株式投資でも「売買手数料」がかかります。

投資信託の販売手数料は無料〜4%程度、信託報酬は0.2〜2%程度、信託財産留保額は無料〜0.5%程度は見ていた方がいいでしょう。
株式投資の売買手数料も数百円〜1,000円程度はかかります。何れも業者や利用する商品、売買金額によって変わりますが、投資の種類や数が増えるため手数料コストも増えることを認識しておきましょう。

NISA口座は1人1つしか持てないため増やそうとしても無理

NISA口座はどんな方法でも1人1口座までしか持てません。
既にNISAを開設している証券会社とは別の証券会社に開設申請しても通ることはありません。偽名などを使って2つ目のNISA口座が開設できたとしても、完全な犯罪でバレてしまいます。

年単位で金融機関を変更できますが、その際に追加でもう1口座開設しようとしてもできません。どうしても口座を増やしたい場合は、先述の通り、家族で口座開設をして増やす方法しかありません。

初心者の場合は手数料がかかっても分散投資がオススメ

いかがでしたでしょうか。1人1口座までで年間120万円の非課税枠と限られていますので、しっかりとメリットを受けれるように使っていきましょう。
投資経験が豊富な人であれば分散投資でなくても良いですが、初心者の場合は手数料がかかっても、分散投資をしてリスクを軽減させた方が安全と言えるでしょう。

NISAは損益通算や繰越控除ができませんので、損失を出してしまうと税制上のダメージも大きいです。家族で投資をしている場合は、ジュニアNISAも活用して全員で節税すれば大きく収益も伸ばせます。

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