• ローソク足の見方・種類を覚えて投資を極める!パターンごとに分類して読み方を解説

ローソク足を見れば賢い売買判断ができるようになる!!ローソク足が示す基本的な意味をまとめました

2017年7月2日

株式投資にはテクニカル指標に即した投資方法と市場の財政状況を基礎としたファンダメンタル分析に基づく投資方法があります。

この2つの特徴は、テクニカル分析は割安感や割高感、投資期間の長短にかかわらず適用できる分析内容がそろっています。
心理的要因を極力編入しないための指標としてテクニカル分析を行うこと、そしてファンダメンタル分析は企業の財政状況の分析に基づいた将来の収益予測を立てることにより現在価値の見直しを行い、成長率と割安感が伴った銘柄に対して投資をしていく投資方法です。

投資期間は長期的なものになりやすいという特徴をそれぞれが持っています。

今回はテクニカル分析でも最も基礎的であり、テクニカルに基本でもあるローソク足の分析について、その理解へのポイントから短期や長期の投資に向けた利用方法までを解説します。

株式投資におけるローソク足とは、またその形が示すもの

株式投資をする上で、チャートの出会わずに投資を成功させることはほとんど不可能に近いのではないでしょうか。
チャートを分析することでその企業が抱える課題や強み、潜在能力までも推し量ることが可能になります。

今回はそのチャート分析の基本であるチャートの形、ローソク足について解説を行い、普段何気なく眺めているその1本の足が何を意味するかといったこと、また情報量の多さについて解説します。

ここで紹介するローソク足の基本情報を知っておくことで、これからの株価を見る目を養うことが可能ですので、押さえておきましょう。

絶対覚えて!分析するならローソク足は基本中の基本!

株式投資の対象とされる株式市場の銘柄ではほとんどの確率でローソク足がチャートの形として扱われており、分析をする上で見かけないことはほとんどない可能性のほうが高いでしょう。
それほどにローソク足は株式投資のみならず投資分野の世界では重宝されています。

投資分野には株式の他にも不動産や債券、商品など分類すると数えきれないほどの商品群が存在しますが、チャートの形、つまりローソク足の特徴を押さえることにより、その商品がどのような状態であるかが専門外に分野でも把握することができます。
ローソク足の特徴は分析する対象の状態のみならず、投資のタイミングをも計ることが可能なチャートの表示形式になります。

これから紹介するローソク足が示す相場の基本情報は、「その時間領域における価格の変動幅、割安、割高、取引の連続性、次の時間領域の変動の可能性」といった投資で考えておかなければならない情報の基礎部分となりますので、しっかり理解しておくことをお勧めします。

またローソク足は表示する1時間領域についての情報をわかりやすく表示するものであり、区切られた時間領域によって呼び方が変わります。

ちなみに読み方、発音の仕方は分単位なら分足(ふんあし)、1時間なら時間足(じかんあし)、1日なら日足(ひあし)、1週間なら週足(しゅうあし)、1ヵ月なら月足(つきあし)、1年なら年足(ねんあし)という風にそれぞれに名称が与えられています。
>>日足、週足、週足の詳細

 
 
また自分好みの時間設定であるならば〇分足や〇日足といった表現になります。

ローソク足からわかる四本値とは

ローソク足は先述のように1時間領域における価格変動を1本の実線を基調とした線で表現し、その連続した時間領域におけるそれぞれの高値、安値、始値、終値の四本値を表示しています。

  


ローソク足が表現する図形の中で、この4種類の値段を表示します。
始値と終値が太い実線の部分として表示され、その時間領域における高値と安値はそれぞれ始値と終値の実線部分から伸びる細い線として表示されます。

これは後述しますが、1時間領域で上昇している場合のローソク足を陽線、他方1時間領域で下落している場合は陰線という呼び方をします。
それぞれの場合において違うのは始値と終値の位置が上下逆転するのみであり、それ以外に2つの値段(高値、安値)については表示の相違点はりません。

相場はどの商品分野においても1時間領域のうちに必ず四本値をつける

ローソク足のチャートはどの商品においても、またどの時間領域で区切っても、その時間領域における四本値が存在します。
株式のデイトレーダーが多く用いる時間足や、長期トレーダーが用いる週足、月足、ほとんどの投資家が気に掛ける日足など、それぞれの時間で区切られた領域内で起こった四本値が表紙され、次の時間へと進んでいきます。

これらの四本値は必ず区切られた時間領域において発生し、チャートの形が形成されます。

ローソク足における陰線と陽線とは

チャートを形成するローソク足は、その時間領域における四本値を表すだけではなく、連続した時間領域において上昇したのか、下落したのかを表現しますが、単純にこの2種類は色で分けられている場合が多いです。
これらのローソク足を見ることによりみる時間領域が上昇しているのか下落しているのかを一目で判別することができるほか、その長さやヒゲなどが前時間領域と比較してどうであったかなど、投資の判断材料になる部分がたくさん含まれています。

ローソク足の色や向きにも注目してみていきましょう。

ローソク足で表現する陰線、陽線とは

ローソク足で表現される陰線とは、当時間領域における値動きがスタート時よりも下落した状態で終了した場合に出現します。
前時間領域と比較した際に上昇しているか下落しているかが基準ではなく、単純に当時間領域において価格が最終的に下落した場合には陰線が出現します。
反対に当時間領域において価格が最終的に上昇した場合は陽線という明るい色で表現されることの多い線を出現させます。


これも陰線と同様に、前時間領域の値動きに関係なく上昇している場合に用いられます。
陰線と陽線を見比べたときに、上昇傾向や下落傾向、値飛びのしやすさなどが一目瞭然で分かります。

そのため陰線が続く場合は連続した下落商状となり、陽線の連続は上昇相場という一目でわかりやすい状況にもなります。
しかし陽線の連続が見られる上昇相場や陰線が続く下落相場の場合は、相場の反転に注意しなければなりません。

そういったときに特に注意が必要なことは、陰線や陽線にそれぞれ長いヒゲと呼ばれるものが出現しているか同課によって判断できる場合があります。

これからそのローソク足における実体部分とヒゲの部分について解説します。

ローソク足における実体とヒゲとは

ローソク足を見慣れない人から見ると、なんとなく線が並んでいるようにしか見えませんが、慣れた人が見ると重要なシグナルが隠されていることがあります。
そのシグナルの基準となるものがローソク足の実体部分とヒゲと呼ばれる部分です。

これらの部分について理解が進むと、現在進行形で刻まれていくローソク足のチャートで売買のチャンスを見つけることが可能となります。
頻繁に売買を繰り返すデイトレーダーのみならず、長期投資家でも相場の反転や急落、急騰には細心の注意を払っています。

それが企業のファンダメンタル部分ではなくテクニカル部分であるチャートから読み取ることができると、投資の成功確率は格段に高くなります。そのためにローソク足で使われている実体部分とヒゲの部分について理解を深めておきましょう。

ローソク足が表現する価格変動としての実体とヒゲ

ローソク足では太い実態部分と細いヒゲの部分でできています。
先述までの内容で、それぞれ実体の上下の部分が始値と終値、ヒゲ部分の上端と下端部分が高値と安値を表していることを確認しました。
実体部分が実質的なその時間領域の値上がり幅、値下がり幅を表します。
つまりその時間領域での上げ幅や下げ幅はそのローソク足の実体部分の長さによって簡単に見分けることができるということです。

ちなみにこの時一般的には前時間領域比という使い方で前時間領域との価格変動の値幅を表示することになりますが、表示されている数字の多くが、当時間領域の始値と終値の値幅ではなく、前時間領域の終値と当時間領域の終値を比較する、終値つなぎという計算方法を用いています。
そのためよくチャートで目にする前時間領域終値比いくらの上昇や下落と当時間領域における始値と終値の値幅は違う数字になります。

一方ヒゲで表示される価格にはその時間領域における高値と安値の数字が表示されています。この表示は具体的にその時間領域内でどの程度の値動きがあったかということを示します。

 

つまり実体部分が長く、ヒゲも上下に長くない場合はゆっくりと時間をかけてその時間領域の値動きを消化したということが推察できます。

反対に実体部分が短く、ヒゲが上下に長く伸びている場合は、始値と終値の差は少ないものの、当時間領域内における価格変動は大きく、かつ最終的な値幅は少ないことが一目で確認できます。
このようにローソク足の形や実体の長さ、ヒゲの長さによってこの時間領域におけるチャートの推移を時間軸とともに推察することができます。

ではそれぞれのローソク足の長さによってどのようなチャートが推察されるのでしょうか。
これからその点を解説していきます。

ローソク足の見方

ローソク足は先述のように実体部分と細いヒゲの部分が、その時間領域の線グラフ状のチャートを1本の実体とヒゲで表現していることを説明しました。
ここではそのローソク足から読み取れる時間経過におけるチャートの変化を解説します。
というのもローソク足は一つの時間領域が1本の線でできていますが、それ自体に時間軸があり、その時間経過による価格変動を凝縮して表現しています。

投資家の多くが見落としてしまいがちなのがこの点で、ローソク足の特性である時間軸の圧縮という点に気を配らないでローソク足を分析してしまうと失敗の原因にもなります。

時間軸を圧縮するローソク足

ローソク足は先述のように、ある一定の時間領域によって区切られている特性上、ローソク足1本につき凝縮されている時間軸の流れが存在します。
失敗してしまう回数が多い投資家は実際に投資をする際、その時間軸を考えず、チャート上に現れたローソク足のシグナルをもとに取引をしてしまいがちです。

冷静にローソク足を観察すると、上がりきっている株を買ってしまうといったことは往々にしてあります。
ローソク足で1本の上昇で表されていても、もっと細かく時間領域を区切って観察すると、その実は激しく上下していて、参入した投資家に危機感を覚えさせるような値動きであった場合は、その投資は失敗してしまう可能性が高いと判断せざるを得ません。

したがって投資として分析するのであれば、いろいろな時間領域のローソク足を観察し、決定を下す必要があります。

もちろん投資家にとっては値動きが小さいものよりも割高、割安関係なくチャンスがあれば市場参入するタイプの投資家もいますので、そういった投資家には非常に有利な状況が生まれます。
しかしそうではなく長期的に考えている投資家にもこのイメージは必須となっています。

自分の投資スタイルに合わせた銘柄選択をローソク足から分析することが可能になりました。
ではここから実際にどのようなローソク足がどういったチャートを圧縮しているのか解説します。

始値からおおむね上昇して陽線をつけるローソク足

よくチャートでも見かけるような上下のどちらにもヒゲが存在し、かつ上昇して終わる時間領域を表す陽線を解説します。
ローソク足の中にはその特性上始値が最も安いパターンや始値が最も高く、それぞれの方向にヒゲをつけないパターンなど様々あります。それぞれが示す特性や売買に関する事項は次の段落で解説しますので、いろんなチャートがある中の一例であることを忘れないでください。

チャートは始値から必ずスタートしますが、スタートの値段は決まっていません。
どの時間領域においても、その時間の中で最初に取引が成立した値段が始値として記録されます。陽線としてチャート上に表示されるためには時間領域の終わりの時間で始値を上回っていれば陽線となります。

そのため時間軸順に並べると上下のヒゲがある場合は、始値が比較的安く、早い時間帯にその始値よりも下の価格である程度推移し(安値をつけます)、その後上昇に転じ、ある程度上昇した時点からやや下がり(高値をつけます)、最終的に高値よりも安く、始値よりも高い位置で時間領域が終了します。これらの条件を満たすことにより、上下にヒゲがある陽線のローソク足が出現します。

一方でこのローソク足とは違い、上下のどちらか、または上下のどちらにもヒゲが存在しないパターンのローソク足も存在します。
それが陽線の場合においては、始値がその時間領域における安値ということになりますので、安値寄りという呼び方をします。安値寄りの場合は、スタートが安値なので、それ以下で購入するチャンスはありません。

また高値のヒゲをつけることなくその時間領域における取引が終了する場合があります。
この場合は取引の終了時のことを引けというので、先ほどの反対の高値引けという呼び方をします。基本的にチャートはこれらのローソク足の組み合わせになるので、最低限押さえておいてほしい知識でもあります。

ローソク足の陽線の基本の形はイメージできたでしょうか。そこでこれとは反対に陰線となる場合はどのような動きをするのでしょうか。次にそのことを解説します。

始値からおおむね下落して陰線をつけるローソク足

前述の様にローソク足は陽線のこともあれば、反対に陰線が出現することもあります。
陰線の場合は陽線とは反対になり、その時間領域における始値よりも終値のほうが価格が下落した場合に陰線となります。この場合においても前時間領域の終値比は全く関係なく、純粋に当時間領域の始値がスタートの基準となります。

その後早いうちにやや上昇した位置になり(高値をつけます)、そこから反転して下落に転じ、取引が終了する前に始値よりも安い位置に推移し(安値をつけます)、安値と始値に挟まれた地点で取引時間領域が区切られたときに、上下にヒゲを持つ陰線がローソク足として出現します。

このようにローソク足を観察することでおおよその時間軸準の価格変動を読み解くことも可能です。もちろん上下にヒゲがあるということは高ボラティリティ(変動幅が大きいこと)の状態となります。
反対にヒゲが短い、またはない場合においては時間領域におけるボラティリティが低くしてあるという状況になります。
このローソク足も同様に始値から上昇しないで推移すること(高値寄り)と、安値から戻ることなく取引時間を終えてしまう(安値引け)という陽線とは反対向きのチャートが形成されます。

これらのローソク足は取引の時間領域をどの程度区切るかにもよりますが、細かく切る(1本のローソク足が圧縮する時間を短くする)ほど実際の値動きに近いチャートとなって行きます。
それは1本のローソク足が圧縮する時間が短く、かつ始値と終値が多く出現することでその時間領域間における値飛びやボラティリティを確認するのに役立ちます。

したがってこれらのチャート基礎知識を増やしておくことで、どのような相場であるのか、またはその投資商品の安全性などを見極める必要があります。
それではこれらの基礎知識を生かして、実際の投資パターンとなっているものや割安、値嵩株を見抜くポイントを押さえるツールとして役立てることが可能です。
次はどのようなローソク足が出現したら買いのサインなのか、売りのサインなのか、様子見であるのかの見極め方を紹介します。

ローソク足のパターンと売り、買いのサインを読み解く

これまではローソク足が基本的にどのように成り立っていて、それぞれの部分が何を表すかについて焦点を当ててきましたが、これからはローソク足を用いて、今後どのようになる可能性が高いかについて解説をします。
実は投資の世界では、今後の予測を立てながら投資活動を進めますが、明確にどちらかに動くであろうという情報がなくとも、過去の値動きに類似する作用があることが知られています。

これを相場の相似性といいますが、一種のアノマリー的な要素も多分に含まれます。
しかしそういった指標も全く的が外れているものでもなく、信頼性がある程度あるものが多いのも事実です。

買い優先のローソク足グループ

 

  • 大陽線
  • これまでにつけている陽線よりもはるかに長い陽線を指します。チャートの中でもひと際目立つ存在であるので、素人目にも非常にわかりやすいサインとなります。一般的に、価格の上下幅が大きく、ヒゲもつけているので、少しゆとりを持たせた投資が必要ですが、これまでとは相場つきが全く変わる最初のサインですので見逃さないようにしましょう。大陽線は陽線が連続しているときにつけやすく、市場の恐怖心を引きはがすことが多いです。

  • 陽の丸坊主
  • この陽の丸坊主と呼ばれるローソク足は、先述の分類でいう上下にヒゲのない陽線となります。安値寄りをしてその後高値引けをしていることから、非常に安心感の強い買いのサインとして知られています。このローソク足が出るときに市場に参入できている場合は下落の心配が少なく、強気での勝負が可能であることが多いです。ただスタート時点が一番安いので、乗り遅れが心配になるでしょう。

  • 陽の寄付坊主
  • 陽の寄り付き坊主は、丸坊主に比べて、上部にだけ短いヒゲがつきます。それ以外に部分においてはほとんどが丸坊主と同一の内容であるため、これも強い買いのサインとなります。一般的に強い買いトレンドに変化したときは、途中で利食いの確定などが出るため、時間領域によっては寄付坊主になることもしばしばあります。

  • 陽の大引坊主
  • 陽の大引坊主は寄付坊主と少しだけ違い、短い下ヒゲがつきます。上昇トレンドでも終盤に出ることが多く、少し上昇幅が減速していくとみられますが、それでもまだ上昇するというサインですのでしっかりついていきましょう。

  • 下影陽線・下影陰線
  • この2つのローソク足に関しては陽線と陰線の違いはあるものの、結果としては一度下がったものが結果として上昇してその時間領域を終了したということになります。チャートの中では長い下ヒゲという呼ばれ方をすることもありますが、下落トレンドの終了を意味することが非常に多く、これが見られた後は大陽線のような強い上昇トレンドが待っている可能性が高くなります。

  • トンボ
  • トンボは下影線と同様に、下落しても価格が戻ってきてしまい、始値と終値が近い状況を指します。この場合は下押し圧力がある中での自律反発になりますので、積極的に買いを仕込んでいく場面になります。下落に対し強い相場になっていることを示すため、リスクの心配はあまり必要ありません。

売り優先のローソク足グループ

 

  • 大陰線
  • これまでつけている陰線よりもはるかに長い陰線を指します。長い陰線をつける機会はそう多くはなく、特に経済的な指標が発表されたときや政治的なイベントが起こった際によく見られます。これまで非常に調子が良かった際などにもみられるため、市場の雰囲気が一気に冷めてしまうほどの影響があります。一般的にボラティリティが低いもので大陰線が出るほど信憑性は高く、継続的な下げトレンド入りしている可能性があります。

  • 陰の丸坊主
  • 陰の丸坊主は下落トレンドの中でも、株式投資家にとって最も見たくないサインかもしれません。それは上下にヒゲのない陰線であるため、バイアンドホールドが基本である株式投資家にとっては、陰の丸坊主が発生する前に売却しないと、値段が戻るということが非常に少ないからです。今までの価格レンジよりも1段、2段と低いところでの推移となってしまうため、注意が必要です。

  • 陰の寄付坊主
  • 陰の寄付坊主は、丸坊主の陰線に比べ下部に短いヒゲがつきます。一般的に下落トレンドの真っただ中でみられることが多いため、その前後に大きな陰線がついていることが多いです。下げトレンドは上げトレンドよりも速度が速いことが多いため、損失を拡大させないためには早めの対処が必要になります。

  • 陰の大引坊主
  • 陰の大引坊主は上部に短いヒゲがつきます。寄付きからは少し上昇の機材氏も感じられますが、まだまだ下落トレンドの最中なので買いに転換するには注意が必要です。皮売りなどを仕掛けられる環境にあれば、セリングクライマックスへ向けてもう一段と利益のチャンスがあります。

  • 上影陽線・上影陰線
  • 長い上ヒゲが特徴的なこのローソク足は、バイイングクライマックスには特によく見かけられる形になります。買いのエネルギーを吸収してなお下落に向かおうとする様は、これから不安手要素が多く出ることを予見しているかのようなチャート形成をします。下落に注視しましょう。

  • 塔婆
  • 塔婆は始値と終値が近いローソク足の一種ですが、長い上ヒゲが特徴的です。上昇基調の終わりを意味するため、買ってはいけないタイミングとなります。特に値動きが大きい中で塔婆が出た場合は、買い手に関しては早めの相場撤退がおすすめです。今後の下落トレンドに備えましょう。

様子見のローソク足グループ

 

  • 小陽線・小陰線
  • 小陽線と小陰線は、上下に長めのヒゲがついた陰線・陽線のことです。価格変動のわりに実体となる部分が非常に短いため、最終的な価格変動幅は小さく、横ばいの商状が続くときに特によく見られるローソク足の特性です。これが出ている間はコマのローソクと呼ばれ、どちら向きに参入してもリスクが大きく、様子見の代表例といえるでしょう。

  • 寄引同事線・十字線・寄せ線(足長同時線)・四本値同時線
  • 寄引同事線はいくつかのパターンが存在し、売りと買いのパワーバランスがほぼ等しい状態にあるので相場の転換事よく出現しやすいシグナルです。
    十字線は買い、売りともにトレンドの転換時によく発生します。始値と終値が同一価格近いので、トレンド転換の第一歩として知られています。寄せ線(足長同時線)も同様で、取引時間中の値動きがほぼ関係ないためデイトレーダーでも損失が出にくい相場つきになります。しかしそのタイミングで油断してしまうと、大きく逆トレンドになる可能性があるので様子見が必要です。
    四値同事線は相場が動いていない事を意味します。ですが動き出せば新しい相場になって行くので、様子見のシグナルです。

複数のローソク足を使った指標から売買のチャンスを探るには

これまではチャートによく見られるそれぞれのローソク足の形から買い優先な指標から様子見優先な指標までを解説してきました。
しかしこれですべてではなく、ローソク足はこれ以外にもたくさんの使い方があります。

例えばこれから解説するような複数のローソク足から導かれる売買サインなどもあります。
実際に投資をする際は、こういったテクニカル指標の要素と、市場のファンダメンタル的な要素を加味しながら調子をすることになるので、初めての方はとてもハードルが高く感じやすくなってきます。

しかし予測がすべて当たるわけはなく、反対にすべて逆方向になるわけでもありません。
自身が投資をする上での明確な理由と根拠があれば、ギャンブルではなく成功率の高いものになるからです。
その可能性を高めるためにも、これから1本のローソク足ではなく、複数のローソク足から導かれる売買サインについて解説します。

2本のローソク足からわかること、包み足とはらみ線

ローソク足には、二つの組み合わせによって今後のトレンドを占う方法があります。それは相場の上昇、下降トレンドや、トレンドの転換を意味するものが多く、チャート分析には欠かせません。一般的に、包み足といわれるものがあります。
包み足とは2本の連続したローソク足を利用するもので、前時間領域の足よりも次の足のほうが長く、次の足が前の足を包んでいるような線となります。一般的に、前から陰線、陽線の順に並んでいればこれからの上昇トレンドを指し、陽線、陰線の順で並んでいれば下降トレンドを指します。

 

これとは反対に前のローソク足のほうが長く、次の足が包まれている場合、はらみ線と呼ばれます。
はらみ線はわかりやすく、前のローソク足が陽線の場合は次の足が陽線でも陰線でもこれから下落トレンド入りしたことを示します。また前のローソク足が陰線の場合はその反対で、上昇トレンドであることを指します。

これらを1本の線としてまとめると、前述の買い優先、売り優先のローソク足と同じような形になるため、くっつけてみるとわかりやすいでしょう。では3本以上の場合はどうなるのでしょうか。これから解説します。

3本以上のローソク足は「酒田5法」で読み解く

3本以上のローソク足は、あまりのその形が出現しない分、出現時の信頼性はとても高くなります。
その中でも有名であり、多くの投資家に利用されているのが酒田5法です。これはローソク足単品の分析というよりもパターンのほうが強いですが、この形を見た頃があればなおさら強く勝負できるはずです。

 

酒田5法はトレンド転換の代表的なもので、「三山」「三川」「三兵」「三空」「三法」の5法から成り立っています。
三山はトリプルトップとも言い、高値が3回続いた後ですので下落トレンド入りを示します。三川は3本のローソク足を並べて出現したときのものですが、明けの明星では上昇トレンドへ、宵の明星では下落トレンド入りへの始まりを示唆します。

次は陽線3連続や陰線3連続にみられる赤三兵、黒三兵ですが、これはそのまま強力な上昇、下落トレンド入りを示します。
さらにそれが4連続となると踏み上げ、叩き込みという風に呼ばれ、さらに強力なトレンドが示唆されていることになります。しかしここで気をつけなくてはならないのが、踏み上げと叩き込みは、それぞれ逆トレンドへの転換を示唆するということです。

三兵と全く逆を意味するので、勘違いしないように注意しましょう。
最後に三法ですが、上げ三法、下げ三法、上放れ三法、下放れ三法、放れ三手、三手打ちが代表として挙げられますが、重要なことはすべてこの目が出たら相場を休む、ということです。
相場は常に入っていても勝てないこともあるので、難しい時は離れるという決断も必要です。

これらのローソク足を使った方法は、昔から使われているため、信頼性があります。もし相場が難しいと感じたら利用してみるのもよいのではないでしょうか。

投資全般に関する基礎知識としてローソク足の情報を解説

投資をする上でいろいろな予備知識は必要ですが、チャートの分析にしてもこれだけあるのかと辟易する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしこれらは基礎的な知識であり、相場は常に勝つ確率をいかに上げるかによって自分のモチベーションや投資成果は変わってきます。

そのためわかりやすいところから始めて、徐々にチャートを見ていくうえでこれは見たことがある、知っているとなっていくのが一つの楽しみではないでしょうか。
ローソク足は古くから相場物には使われてきたもので、先人たちの工夫が詰まっています。

そのテクニックを少しでも習得することで自分の資産が増えるのであれば、これに越したことはありません。
はじめのうちは非常に難しく感じるかもしれませんが、慣れるうちに市場の大騒ぎに惑わされなくなります。そうなると非常にプロに近い投資家への第一歩を踏み出している証拠なので、ファンダメンタルだけではなく、テクニカルの側面からも株式投資を考えることで、今までよりも充実した投資活動が行えるのではないでしょうか。

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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