• マナー低下する民泊!トラブルの多いゲストに対するホストの対処法とは?

民泊が人気を集める一方で問題視される観光客のマナー低下とトラブル

2018年1月9日

近年、日本を訪問する外国人観光客の数が増えています。
その影響もあってか、中国人観光客の爆買いなどによる様々な経済効果がある一方で、問題も増えています。

民泊の規制緩和が進むことで、今後は外国人観光客が宿泊施設の少なさに悩むことは少なくなるでしょう。一つでも多く泊まれる場所が増えれば、さらなる外国人観光客の増加と、それに伴う経済効果が期待できます。

空き室や空き家のある不動産のオーナーも、民泊を利用することで、空き室を有効活用し、収入を増やすことができるでしょう。

ただ、外国人観光客といっても、全ての人たちが道徳的に優れている人とは限りません。中には日本の規則やマナーを破る行為をする外国人観光客もいます。

民泊の規制緩和によって外国人観光客が今後増大していくと、このような社会にとって迷惑になる人たちも増え、問題となるでしょう。外国人観光客のマナー低下は現在、民泊にとって解決すべき大きな課題となっています。

民泊ゲストのマナー低下の問題とは?迷惑行為が原因で苦情が殺到!

民泊の人気が高まるにつれて、ゲストのマナー低下の問題が多くの人たちから懸念されています。
特に、民泊のある地域というと、歓楽街だけでなく、閑静な住宅街も含まれており、地域住民からの声が上がっています。

今まで平穏に暮らしてきた住民たちにとって、突然得体の知れない外国人が多くやって来て、迷惑行為を繰り返すようになったのではたまったものではないでしょう。
もちろん、まだ民泊をしてもいない段階で、いきなり地域住民から抗議されることはないでしょう。
しかし、マナーがなっていない外国人観光客を多く呼び寄せ、その結果として、迷惑行為が常態化するようになると、やがては地域住民から抗議され、民泊の営業が出来なくなる恐れがあります。

実際、大阪などの民泊の人気が高い地域では、マナーが悪い外国人観光客を泊まらせたということで、訴訟に発展し、多額の損害賠償金を仲介業者や不動産のオーナーに請求するなどの事案が発生しています。
もちろん旅館やホテルにもマナーの悪いお客さんはいます。しかし、旅館やホテルはそもそも法律により、住宅街などでは営業ができず、近隣トラブルなどとは無縁でいられます。しかし、民家を利用する民泊ともなると、そうはいきません。

では、民泊で行われる迷惑行為というと、具体的に何があるのでしょう?

迷惑行為が常習化されている!放置すると近隣トラブルに発展する!

いざ空き室や空き家を民泊として提供し、営業を始めると、様々なトラブルが発展します。
なにしろ民泊を利用するお客さんというと圧倒的に外国人が多く、日本の習慣を知らない人ばかりです。
中にはこれが迷惑行為だと知らずに近隣トラブルになるような行為をする観光客もいるほどです。

民泊の営業にあたってよくあるトラブルというと

  • たばこのポイ捨て
  • ゴミの不法投棄
  • 騒音
  • セキュリティの問題
  • 異臭騒ぎ

などのトラブルもあり、ゲストと地域住民との間で諍いが起きるものです。

たばこのポイ捨てトラブルと事情

たばこのポイ捨ては民泊において、もっとも多いトラブルの一つです。
たとえ契約前に、タバコは吸わないで欲しいと頼んだところで、いざゲストが出て行った後に室内を確認すると、タバコの吸い殻が見つかるなどのケースは非常に多いです。

たとえ吸い殻が見つからなかったとしても、実はタバコを吸っていた可能性もあり、見つからない場所に吸い殻が捨ててある可能性があります。
厄介なのは、トイレなどに吸い殻を捨てられる場合でしょう。トイレに吸い殻を捨てると吸い殻が下水処理施設に流れ、それが原因でトラブルになる恐れがあります。

清掃の時にホストが吸い殻を見つけることができれば、まだ対処出来ますが、もしもホストが見つけられない場所に吸い殻があり、次のゲストがそれを見つけると、ホストとしての評価が下がる恐れもあります。

ホストの中にはタバコを吸う場合は屋外で吸って欲しいと伝えることがあるのですが、そうすると今度は屋外でタバコをポイ捨てし、その吸い殻が原因で近隣トラブルに発展する可能性があります。
日本ではタバコのポイ捨てをする人は少ないかもしれませんが、海外は違います。中にはタバコのポイ捨てが常態化している国もあります。

近所とのトラブルを避けるためには、タバコを吸う場所を指定するだけでなく、灰皿など吸い殻を捨てる場所も確保しておく必要があります。

ごみの不法投棄トラブルと事情

日本にいると半ば常識化しているゴミの区分けですが、海外では当然ではありません。
それどころか、ゴミの不法投棄が常態化している国すらあります。イタリアのような先進国であっても、平気で街中にゴミを不法投棄する人たちが多いです。

ゴミの不法投棄はそもそも犯罪になるため、たとえ外国人であっても不法投棄をすれば逮捕されます。
ただ既に帰国し日本にいない場合、ホストが逮捕されるということは流石にないでしょうが、警察関係者と話しをするなど、面倒ごとに巻き込まれる恐れがあるでしょう。

さらに、不法投機されたゴミの処分費用について、近隣住民とトラブルになる可能性があります。

騒音トラブルの事情

民泊に騒音トラブルはつきものです。外国人観光客の中には民泊中にパーティーを開き、それが騒音となって苦情に発展するケースがあります。
特に、派手なパーティーをするお国柄の外国人観光客ほど、騒音トラブルに発展しやすいため注意が必要でしょう。

もしも騒音トラブルが発生し、近隣から苦情が出ると場合によっては警察に通報され、民泊の営業を停止させられる可能性があります。

トラブルが原因で民泊の営業ができなくなると、今後は民泊による利益は得られないでしょう。
民泊で利益を得ようと思うのであれば、必ず外国人観光客にマナーを守ってもらえるように努力する必要に迫られます。

ホスト側の対処法!ゲストのマナー低下を防ぐ方法とは?

いくら民泊が外国人観光客からの人気が高く、営業を開始することで大きな利益を得られたとしても、営業停止の処分を受けてしまっては本末転倒です。
営業停止になると、せっかくの空き室も活用できず、無駄なコストとなってしまいます。
民泊の営業を始める際には、外国人観光客のマナー低下を防ぐ必要があるのですが、具体的にどのような対策があるのでしょう?

撤退しないためのホスト側の対処法は?騒音問題とゴミ問題は必須!

民泊の営業を継続、撤退しないようにするためには、地域住民に迷惑がかからないように、ホスト側が徹底して対策を講じる必要があります。
特に、ゴミ問題と騒音問題の対策は必須です。いくら契約前に、日本で暮らすにあたって必要なマナーを教えたところで、守ってもらえない可能性が非常に高いです。

そのため、ホスト側としてはマナーは守ってもらえない前提で、対策を講じた方が良いでしょう。

トラブルへの対策

騒音対策について
事前に住民に騒音が発生するかもしれないと告知したところで、いざ騒音が発生すると、それを理由に苦情が出ることがありますので、あまり意味がないです。
それよりも、騒音が発生したことをいち早く知らせてくれるデバイスを設置すると良いでしょう。他にも、監視カメラを設置するなどして、観光客の行動をしっかりと監視しておくと良いです。
このようなデバイスを設置し、観光客の行動を監視することで、いざ騒音が発生したとしてもすぐにホストが対応し、注意を促すことができます。
ゴミ問題対策について
事前にマニュアルを作成することで、対処することが可能です。
ゴミが発生したらどのように分別し、処分をするのか、そのやり方をしっかりとマニュアルにして外国人観光客に手渡すことで、ゴミのトラブルを解決することが出来ます。

マナーの悪い悪質なゲストを回避する方法はあるのか?ホームステイ型がオススメ

外国人観光客といっても、全ての外国人のマナーが悪いわけではありません。
中国人観光客というと、漠然とマナーが悪いイメージがあるかもしれませんが、留学生や文化交流を目的としている中国人は意外とマナーが良く、礼儀正しいです。

その一方で、マナーが悪い外国人というと、決まってビジネス目的の観光客が多いです。
特に、日本の商品を爆買いし、中国で転売をしようという人はマナーが悪い可能性が高く、避けた方が良いでしょう。
マナーの悪い客というのは決まって、管理人が不在の物件を好む傾向があります。反対に、国際交流を目的にするようなタイプの外国人は、ホームステイ型の物件を好む傾向が高いです。

マナーの良い客に来てもらいたいのであれば、ホームステイ型の物件を紹介すると良いでしょう。
管理人と一緒に生活するということを教えるだけでも、マナーの悪い外国人観光客を避け、反対にマナーの良い観光客を集めることが出来ます。

外国人観光客というと、人によってはマナーが悪く、嫌な印象を抱くこともあるかもしれません。
ただ、マナーの悪い観光客は外国人だけとは限りません。日本人の中にもマナーが悪い人はいます。

なにより、外国人観光客が増えることは悪い事ばかりではありません。日本人が行かないような場所や地域にも外国人観光客が訪れることがありますし、その結果として地域の経済が活性化することもあります。

そのような経済効果もあってか、自治体によっては積極的に観光客を誘致することがあります。
地域経済が潤うと同時に、不動産のオーナーも、空き室や空き家を民泊として有効活用することで、新たな収入源を確保できるでしょう。

なにより国際交流が盛んになることで、新しい人脈が増え、刺激のある生活を送れるようになります。このように、民泊を通じて外国人観光客を募ることは、必ずしも悪い事とは限らないのです。

民泊はあくまでビジネス!民家とえいど、ゲストにはおもてなしの心が必要

昔と違い、インターネットが発達している今の時代、たとえ外国人であっても簡単に民泊が行えます。
そのような時代において、民泊はボランティアというよりも、むしろビジネスとしての性格が強いです。実際、民泊として登録されている物件の中には、ホテルや旅館以上に待遇の良い部屋を用意している業者もあります。

このように、質の高い物件が増え、同時に格安で利用できるようになると、2020年の東京オリンピックの頃には今まで以上に多くの外国人観光客が日本を訪れ、高い経済効果を受けることが出来るでしょう。
最近は日本の人口が減少し始めているということもあり、人によってはせっかく不動産を購入する資金があっても、手を出す気になれないという人もいることでしょう。

しかし、民泊ブームが拡大し、多くの外国人観光客が民泊を利用するようになれば、日本人だけでなく外国人相手にも空き室や空き家を提供し、収入を得ることができます。そうなれば、積極的に不動産投資をする人も増えることでしょう。

投資が増えるということは、日本全体にお金が回るようになり、結果的に景気は良くなり、日本人全体の暮らしも良くなります。
風が吹けば桶屋が儲かるというように、外国人観光客が増えることは結果的に日本全体の経済を潤し、景気を良くしてくれます。

お金をもらっているからには、貸し手側もきちんとした覚悟や対応が必要

確かに一部マナー低下が懸念されるなどの課題がありますが、民泊が進み、外国人観光客が増えることは、巡り巡って日本にとって良いことです。
なにより、民泊を提供することで利益を得られる人は多くいることでしょう。
外国人観光客に文句を言う事は簡単ですが、そんな外国人を利用してお金を儲けているのもまた事実です。

これがボランティア感覚でやっているというのであれば話しは別ですが、あくまでビジネスとしてやっている以上、おもてなしの精神をもって、外国人観光客を迎えることが、人として適切な行動でしょう。
料金を頂いている以上、外国人観光客が満足して生活できるように、あらゆる面で便宜を図る必要がホスト側にはあります。もちろん、マナーが悪いお客さんがいるのもまた事実ですが、そもそも本当にそのお客さんはマナーが悪いのでしょうか?

日本ではマナーが悪いとされる行為が必ずしも外国ではマナーが悪い行為とは限らず、闇雲に外国人が悪いと決めつけることは偏見です。
こちらが相手を知らないように、相手もこちらを知りません。まずは誠意をもって対応し、日本にはどのようなマナーがあるのか教えましょう。
貸し手側が覚悟をもって対応すれば、自ずと外国人観光客のマナーも良くなるものです。

外国人は本当にマナーが悪いのか?教えない方にも問題はある?

日本には空気を読むという文化もあってか、何も教えずとも勝手にやってくれると思う人が多くいるものです。
しかし海外ではそのような文化はなく、伝えないことはむしろマナー違反です。
外国人のマナーが悪いと思う民泊業者は一度、なぜ外国人のマナーが悪いと思うのか、その原因をきちんと追究した方が良いでしょう。

本当にマナーが悪く、犯罪まがいの行為をしているというのであれば話しは別ですが、その国の文化では当たり前だとされていることであれば、必ずしもマナーが悪い性格をしているということにはなりません。
それよりもまず、外国人観光客を泊めるにあたり、日本ではどのようなマナーがあるのか伝えましょう。
マニュアルを用意するだけでも、マナーは大幅に改善されるものです。ちょっとした気遣いや配慮をするだけでも、外国人のマナーは改善されるでしょう。

さらに、外国人観光客を泊めるにあたり、海外のマナーも知っておきましょう。
海外の常識を知らずに、闇雲に日本の常識を押し付けたところで、事態が改善されることはないです。それよりも、まずは相手のことを知り、その上で日本のマナーを理解してもらいましょう。
それが異文化に住む人たちにマナー良く生活してもらうためのコツです。

著者情報
株主優待が大好き。 桐谷さんのように優待だけで生活するのが夢。 でも不動産投資やFXにも魅力を感じている今日この頃。

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