• 農薬原体の開発企業イハラケミカル工業の株主優待情報

優待は100株以上保有で静岡銘産品長期保有特典もあり

イハラケミカル工業は、農薬原体やクロロトルエン誘導体の開発・製造・販売などを行っている企業です。
普段はなかなか名前を聞く機会はありませんが、10万円以下で株を買える銘柄です。

ここではイハラケミカル工業の株主優待情報や投資情報、企業情報について紹介します。株主優待目的の投資対象や少額投資対象を探している方は、確認してみてください。

除草剤などの農薬原体の開発製造などを行う農薬事業、化成品事業を展開

イハラケミカル工業は、植物成長調整剤や除草剤、殺菌剤などに含まれている農薬原体の開発・製造、医薬品や農薬の合成原料であるクロロトルエン誘導体の製造販売などを行う企業です。
大河内記念技術賞、日本化学会技術賞、科学技術庁長官賞、東海化学工業学会賞、日本農薬学会業績賞など、さまざまな賞を受賞しています。
他にもウレタン用架橋剤のアミン類などの製造販売をしています。

除草剤、殺菌剤、殺ダニ剤、植物成長調整剤などの製品を製造販売

イハラケミカル工業では

  • クリアターン(除草剤)
  • ステイプル(除草剤)
  • サクラ(除草剤)
  • トップガン粒剤(除草剤)
  • ヒエクリーン(除草剤)
  • ベストパートナー粒剤(除草剤)
  • ヤイバ粒剤(除草剤)
  • キタジンP粒剤(殺菌剤)
  • バシタック水和剤(殺菌剤)
  • フルピカフロアブル(殺菌剤)
  • ファンタジスタ(殺菌剤)
  • ファンベル(殺菌剤)
  • パノコン乳剤(殺ダニ剤)
  • ビビフルフロアブル(植物成長調整剤)

などを製造販売しています。

創立50年以上多くの賞も受賞しているイハラケミカル工業の歴史

イハラケミカル工業は昭和40年に創立し、資本金27億円、従業員数630名(連結)、216名(単体)で東京証券取引所第1部に上場しています。

1965年にイハラ農薬株式会社と日本曹達株式会社の共同出資によって設立されます。
1968年には第14回大河内記念技術賞をホスファイトの連続合成技術を中核とするキタジン合成技術が受賞します。1968年にはウレタン硬化剤の製造販売を開始します。1970年に水田除草剤の原体合成プラントが完成します。

1973年には株式会社ヤマトヤ商会と共同出資にて株式会社ネップを設立します。
1973年には第19回大河内記念技術賞・日本化学会技術賞を受賞します。同年、クロロトルエン系化合物製造設備が完成します。1974年に東京証券取引所市場第2部に上場します。

1977年にフクデイハラケミカル株式会社を設立。同年、科学技術庁長官賞を受賞。
1978年には海外展開のためにK-I CHEMICAL U.S.A. INC.を設立。アイシーケイ株式会社も設立します。1979年に東京証券取引所市場第1部銘柄に指定されます。1980年に排水処理設備のディープシャフトが完成。

1984年には東海化学工業学会賞を受賞。1997年には日本農薬学会業績賞受賞。
2003年には水稲用除草剤ノミニーが日本雑草学会技術賞を受賞。2007年にはヨーロッパでの販売強化などを目的として、K-I CHEMICAL EUROPE S.A.を設立します。

2010年には殺菌剤ベンチアバリカルブイソプロピルにより日本農薬学会業績賞を受賞。
2010年に畑作用除草剤ピロキサスルホン原体の製造を始めます。2012年には庵原化学貿易(上海)有限公司を設立。2013年にはピリミスルファンにより日本農薬学会賞業績賞を受賞します。

イハラケミカル工業の株価や配当、優待の内容

投資を検討する場合は過去の業績推移なども確認し、じっくりと検討しましょう。

事業の種類:化学 優待の価値:2000円相当
優待の種類 権利確定月・日 優待回数
飲食料 2月末日 年1回
株価 配当利回り 優待利回り
962円 —% 2.07%
必要投資額 単元株数 1株あたりの配当
96,200円 100株 12円

(2017年4月17日現在)

株主優待の内容紹介

イハラケミカル工業の株主優待は100株以上保有で受け取れます。

100株以上を3年未満の保有で2,000円相当の静岡銘産品
100株以上を3年以上の保有で2,000円相当の静岡銘産品に加え、おこめギフト券5kg分

イハラケミカル工業は国内・海外に多数の関連会社を展開しています。
イハラケミカル工業のグループ会社及び関連会社は下記のとおりです。

イハラケミカル工業のグループ会社及び関連会社
クミアイ化学工業株式会社
(農産物の安定供給に資する農薬の製造販売)
株式会社ケイ・アイ研究所
(農業用薬品や医薬品の構造探索と合成研究)
イハラニッケイ化学工業株式会社
(農医薬、染顔料などの製造販売)
ケイ・アイ化成株式会社
(有機・無機工業薬品の製造販売)
 株式会社ネップ
(公害防止を目的とした工業用水処理剤、無機・有機薬品の製造販売など)
 アイシーケイ株式会社
(断熱材、防水材などの製造販売)
イハラ建成工業株式会社
(発泡スチロール製造、総合建設業など)
K-I CHEMICAL U.S.A. INC.
(農薬、その他化学品の輸出入など)
K-I CHEMICAL EUROPE S.A.
(農薬、その他化学品の輸出入など)
庵原化学貿易(上海)有限公司
(農薬、その他化学品の輸出入など)
上海群力化工有限公司(化学品の製造販売)

イハラケミカル工業の業績について

2016年度の業績
売上高:448億5,600万円(前年対比+9.1%)
営業利益:39億8,100万円(19.3%)
経常利益:45億6,400万円(−19.8%)
利益:32億9,200万円(−21.5%)

2017年3月に発表された第1四半期業績
売上高:110億1,900万円(前年同期比−17.3%)
営業利益:14億8,000万円(−11.3%)
経常利益:16億9,900万円(−10.9%)
利益:11億6,700万円(−21.3%)

セグメント別では、農業事業は畑作用除草剤原体、海外向け水稲用除草剤の販売減と為替の影響もあり売上高は前年同期比−23.1%の77億5,000万円、しかしセグメント利益は前年同期比+6.4%の18億3,700万円でした。

化成品事業は樹脂原料の需要増、アミン硬化剤の販売数量増などにより売上高は前年同期比+0.4%の28億9,300万円、セグメント利益は前年同期比+25.4%の1億9,500万円でした。
PBR0.92倍、年初来高値1,165円、年初来安値958円、自己資本比率71.1%です。財務は比較的安定しています。

株価はここ半年ほど下降トレンドが続いており、若干割安感があります。
第1四半期業績ではすべて前年同期比マイナスで推移しており、今後どれくらい業績を復調させていけるかがポイントになりそうです。

優待利回りは2.07% 10万円以下で手に入り株主優待目的投資も検討できる

イハラケミカル工業の株主優待は、必要投資金額96,200円で2,000円相当の静岡銘産品が受け取れます。
優待利回りは2.07%と悪くありません。株主優待目的の投資対象として十分検討できるでしょう。さらに3年以上長期保有すればおこめギフト券5kg分ももらえます。
主婦にとっても嬉しい内容です。

業績は順調とは言えず、2016年度は増収減益、2017年第1四半期は売上高・営業利益・経常利益・利益とすべて前年同期比2桁マイナスで推移しています。
株価は下降し続けており、今後の業績推移によってはさらに下がる可能性はあります。

若干割安感が感じられますが、まだまだ下がることもあり得ますので、投資判断を下すのであれば、もう少し先のタイミングでも良いかもしれません。
株主優待目的で10万円以下の少額投資対象銘柄を探している投資家におすすめです。ただし、損をしないように業績推移は注視しましょう。

株主優待利は嬉しい飲食料今後の業績を見守りながら検討してみては

イハラケミカル工業は農薬原体などを開発・製造・販売しています。
配当金はありませんが、株主優待は利回り2%程あり、長期保有特典もあるのでお得です。必要投資金額も10万円を切るためお手頃です。

株価は若干割安感がありますが、今後さらに業績によって株価が下がる可能性もありますので、業績推移を見守りながら投資するタイミングを見計らうと良いでしょう。
株主優待目的での投資や少額投資を希望している方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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