• レシップホールディングスは交通系ICカードシステムなど輸送機器・産業機器を製造。優待は富有柿1箱

優待は200株以上保有で岐阜県特産品の富有柿を1箱受け取れる

2017年10月17日

レシップホールディングスという企業名を聞いたことはありますか。恐らくほとんどの人が始めて聞くのではないでしょうか。しかし、交通系ICカードシステム、運賃箱、整理券発行器など、レシップホールディングスが手掛ける製品を利用したことがある人は少なくないはずです。

ここでは、レシップホールディングスの株主優待情報や企業情報、投資情報について、紹介します。特に、普段鉄道やバスなどの公共交通機関を利用する人は、参考にご覧ください。

バスカードシステム、ネオン変圧器など多くの製品がトップシェアを誇る

レシップホールディングスは1953年設立で資本金7億3,564万円、従業員数515名です。バス、鉄道用システム機器や車載用照明機器の製造販売を行う輸送機器事業、バッテリー式フォークリフト用充電器、無停電電源装置、物販共用読み取り端末、LED電源、ネオン変圧器などの製造販売を行う産業機器事業の2事業を展開しています。

交通系ICカードシステムや、運賃箱、整理券発行器、デジタル運賃表示器、新幹線用照明機器、バス用照明機器など、普段の生活で何気なく使っていたり、見たりするものを製造しています。
それぞれの分野で豊富な製品ラインナップを手掛けており、バスカードシステム、ネオン変圧器、車両用蛍光灯照明器具、バス用LED式行先表示器、鉄道用運賃箱など、他にも多くの製品がトップシェアを獲得しています。取引一社ごとにカスタマイズ対応を行うなど、顧客のニーズに沿った製品開発をしています。

輸送機器事業と産業機器事業でさまざまな製品を製造販売している

輸送機器事業では、

  • 交通系ICカードシステム
  • 運賃箱
  • 整理券発行器
  • LED式行先表示器
  • デジタル運賃表示器
  • 液晶表示器
  • 新幹線用照明機器
  • 在来線用照明機器
  • バス用照明機器
  • トラック運転室用照明機器・荷室用照明機器
  • 乗用車用照明機器など

産業機器事業では、

  • バッテリー式フォークリフト用充電器
  • 屋外用各種電源機器
  • プリント基板の実装
  • LED用電源
  • 直管型LEDランプ
  • 看板灯用蛍光灯電子安定器
  • ネオン変圧器
  • 燃焼器具用変圧器など

を製造販売しています。

創業60年以上海外展開も推進しているレシップホールディングスの歴史

レシップホールディングスは、1948年に三陽電機製作所として創業され、小型変圧器の製作を開始します。1950年にはネオン変圧器の販売を開始します。1951年にバス用の蛍光灯バイブレーターの開発に成功し、バス市場へ参入します。
1953年には株式会社三陽電機製作所を設立します。

1956年には世界初の1灯1ユニット式インバータ内蔵型直流点灯式蛍光灯を開発します。1960年には自動車市場へ参入。翌年、1961年には鉄道市場へ参入します。1965年には産業機器市場へ参入。1974年にはレシップ貿易事務代行株式会社を設立。1986年にはデミング賞実施賞を受賞。1987年には海外生産拠点としてタイ三陽電機株式会社を設立。
1988年社団法人中小企業研究センター賞地区表彰を受賞。1989年に三陽電子株式会社を設立。1995年にSIAM SANYO INTERNATIONAL CO.,LTDを設立。

2002年にレシップ株式会社へ社名を変更、同年、LECIP U.S.A.,INC.を設立。2004年にはレシップ上海電機有限公司を設立し、2005年にはレシップ産業株式会社を設立。
また、ジャスダック証券取引所に株式を上場。2007年には東京証券取引所市場第二部、名古屋証券取引所市場第二部に上場します。2008年に三信電工株式会社と業務提携。2010年アメリカにLECIP INC.を設立。
同年、純粋持株会社体制への移行により、商号をレシップホールディングス株式会社へと変更。

また、レシップ株式会社、レシップインターナショナル株式会社を設立。2011年にはレシップエスエルビー株式会社、レシップエンジニアリング株式会社を設立。2014年に東京証券取引所市場第一部、名古屋証券取引所市場第一部に指定されます。

レシップホールディングス株式会社の株価や配当

レシップホールディングスの株価や配当利回り、優待利回り、必要投資金額などについて、紹介します。
注意すべき点は、権利確定が9月末日という点と、株主優待を受けるには200株以上の保有が必要という点です。また、投資を検討する場合は、株価の推移やPERなども確認しましょう。

事業の種類:運送用機器 優待の価値:2,000円相当(200株保有の場合)
優待の種類 権利確定月・日 優待回数
飲食料 9月末日 年1回
株価 配当利回り 優待利回り
879円 0.85% 1.13%(200株保有の場合)
必要投資額 単元株数 1株あたりの配当
87,900円 100株 7.5円

200株以上保有で岐阜県特産品である富有柿を1箱を受け取れる

レシップホールディングスの株主優待は、岐阜県特産品である富有柿を受け取れます。

■200株以上保有の場合、2,000円相当。
■3年以上保有している長期保有株主は、2,800円。

レシップホールディングスのグループ会社及び関連会社は下記のとおりです。

レシップホールディングスのグループ会社及び関連会社
レシップ株式会社(バス・鉄道用電装機器の製造及び販売)
レシップエスエルピー株式会社(産業用機器、自動車部品等の製造及び販売)
レシップ電子株式会社(プリント基板の実装・組立)
レシップエンジニアリング株式会社(レシップグループ製品の修理、導入サービスなど)
LECIP INC.(北米輸送機器市場へのグループ製品・関連製品の販売)
LECIP(SINGAPORE)PTE LTD(ASEAN諸国等輸送機器市場への販売など)
LECIP ARCONTIA AB(公共交通機関向け運賃収受システム関連製品の製造)
岐阜DS管理株式会社(デジタルサイネージの運営、管理など)
レシップ産業株式会社(損害保険代理業)

2016年度は約13億の最終赤字 2017年度3月期は黒字化予想

2016年度業績
売上高 :162億300万円(前年対比−19.8%)
営業利益:5億7,100万円(前年対比−194.7%)
経常利益:6億4,900万円(前年対比−183.3%)
利益  :13億7,800万円(前年対比−707.0%)

2017年3月期会社予想
売上高 :170億円(+4.9%)
営業利益:48億円
経常利益:3億5,000万円
利益  :5,000万円

第3四半期段階業績(2017年2月発表)
売上高 :107億1,100万円(前年同期比+1.0%)
営業利益:-4億4,700万円(前年同期比-8億3,100万円)
経常利益:-5億4,900万円(前年同期比-8億3,300万円)
利益  :前年同期比-4億6,200万円(前年同期比-7億3,400万円)

通期予想に対する第3四半期業績の経常利益進捗率は−156%です。
セクション別の業績は、輸送機器事業はバス市場が前年同期比5.0%増、鉄道市場は前年同期比10.0%減、自動車市場は前年同期比6.3%増となり、事業全体で売上高は前年同期比2.8%増となっています。経費圧縮などにより赤字幅も縮小しています。

産業機器事業については、電源ソリューション市場が前年同期比3.5%減、エコ照明・高電圧ソリューション市場が前年同期比21.1%減、EMS市場が前年同期比9.0%減となり、事業全体では、売上高が前年同期比2.6%減です。
電源ソリューション市場向けの製品の原価を下げれたことで営業利益は前年同期比19.8%増となっています。

株価は年初来高値905円、年初来安値814円、PER194.47倍、PBR3.20倍、自己資本比率23.3%です。2017年4月に売上高は減になるものの、営業利益は1億8,000万円増、経常利益は5,000万円増の上方修正が発表されたこともあり、株価はここ1年の高値圏に位置します。しかし、期末の業績によってはさらに株価が下がる可能性もありますし、割高感もありますので、今後の業績を注視したいところです。

まずは期末業績を確認して投資対象とするか判断したいところ

レシップホールディングスの株主優待は、200株の保有が必要ですので、必要投資金額は175,800円で、岐阜県特産品富有柿を2,000円相当受け取れます。優待利回りは1.13%と悪くはありません。

業績は調子が良いとは言い難く、2016年3月期は13億7,800万円の赤字、2017年3月期は黒字化予想なものの、第3四半期段階の業績では、まだ安心には至っていません。
修正予想が発表された株価は上昇したものの、期末の業績次第では、また株価が下がる可能性があります。株主優待目的として投資を検討する場合も、期末の業績を確認して判断した方が良いでしょう。

主婦や柿好きの人には嬉しい優待銘柄長期保有すればさらにお得

レシップホールディングスの株主優待は岐阜県特産品富有柿2,000円相当と主婦や柿好きな方には嬉しい内容です。3年以上保有の株主であれば2,800円相当が受け取れます。
必要投資金額も20万円以下と、そこまで高くありません。毎年のように美味しい柿がもらえるのであれば、とても嬉しいですね。ご近所などに配ることもできます。今後の業績推移を注視しながら、検討してみましょう。

著者情報
株主優待が大好き。 桐谷さんのように優待だけで生活するのが夢。 でも不動産投資やFXにも魅力を感じている今日この頃。

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