• 水と油と高分子のスペシャリスト企業MORESCOの株主優待情報

優待は100株以上保有で年1回2,000円相当の神戸市の特産物

MORESCOという企業の名前を聞いたことはありますか。
恐らくほとんどの人はご存じないと思います。製品の製造工程のなかで欠かせない特殊潤滑油やホットメルト接着剤、高真空ポンプ油などを開発・製造・販売している企業です。

ここではMORESCOの株主優待情報や企業情報、投資情報について紹介します。初めて企業名を聞いた方も、投資対象となり得るかどうかを確認してみてください。

国内・海外で高いシェアを誇る水と油と高分子のスペシャリスト企業

MORESCOは、水と油と高分子のスペシャリストとして

  • 素材事業
  • 特殊潤滑油事業
  • ホットメルト事業
  • 合成潤滑油事業
  • 金属加工油事業
  • 自動車や工作機械半導体
  • 鉄鋼
  • 特殊潤滑油
  • ホットメルト接着剤

などを提供している企業です
合成潤滑油、特殊潤滑油、特殊接着剤、素材などを開発・製造・販売しています。
あらゆる産業を陰から支える製品を使っています。水・グリコール型難燃性作動液は約70%、ダイカスト用離型剤は約50%、高真空ポンプ油は約70%など国内で高いシェアを誇ります。

海外でも自動車向け高温用グリース基油、ハードディスク表面潤滑剤なども高いシェアを持ちます。また、賃貸ビル事業も展開しています。

ダイカスト用離型剤やプランジャー潤滑剤など幅広い製品を製造販売

MORESCOでは

  • ダイカスト用離型剤
  • 切削油剤
  • ホットメルト接着剤
  • 耐放射線性潤滑剤・グリース
  • スルホネート
  • プランジャー潤滑剤
  • 高真空ポンプ油
  • 潤滑油・グリース基油用合成潤滑油
  • ハードディスク表面潤滑剤
  • 油圧作動油
  • 流動パラフィン
  • 熱間鍛造潤滑剤
  • 有機デバイス用封止剤

など、さまざまな製品を製造販売しています。

設立50年以上国内だけでなく海外にも多く展開しているMORESCOの歴史

MORESCOは1958年設立で資本金20億9,057万円、従業員数659名(連結)、292名(単体)で東京証券取引所市場第一部上場企業です。
1958年に松村石油株式会社から研究開発部門が独立して、株式会社松村石油研究所を設立します。
1959年には真空蒸留装置、流動パラフィン精製装置を完成させます。1960年には王子精機工業株式会社と遠隔自動操舵用作動油ハイドール50Dを共同開発します。

1964年には日本曹達株式会社会津でスルホン化装置の試運転を始めます。
同年、三菱商事株式会社、日綿実業株式会社と流動パラフィンとスルホネートの販売提携を行います。1973年いはMORESCO製品の販売を強化するために株式会社マツケンを設立します。同年、合成真空ポンプ油製造装置が完成します。

1983年には合成スルホネート製造装置が完成します。1992年には潤滑管理技術部門を独立させ株式会社モレスコテクノを設立します。1994年には物流サービスを強化するために株式会社モレスコサービスを設立します。
1995年に海外生産拠点としてMORESCO (Thailand)Co.,Ltd.を設立。1998年には接着剤の製造販売について台湾の徳淵企業股份有限公司と契約締結します。

2001年には中国に合弁会社の無錫德松科技有限公司を設立します。
2003年にはJASDAQ市場へ株式を上場。2006年にMORESCO USA Inc.を設立。2008年に東京証券取引所第二部へ上場。2009年に無錫松村貿易有限公司を設立し、2010年には莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司を連結子会社とします。

同年、エチレンケミカル株式会社を持分法適用会社とします。
2011年に東京証券取引所第一部へ指定替え。同年、PT.MORESCO INDONESIAを設立し、エチレンケミカル株式会社を連結子会社へとします。2014年には天津莫莱斯柯科技有限公司を設立します。

MORESCO株価や配当、優待の内容を紹介

MORESCOの株価や配当金などの株式情報について紹介します。配当利回りや優待利回りなども考慮したうえで、投資対象として検討するかどうかを考えていきましょう。

事業の種類:化学  優待の価値:2000円相当
優待の種類 権利確定月・日 優待回数
飲食料 2月末日 年1回
株価 配当利回り 優待利回り
1,727円 2.61% 1.51%
必要投資額 単元株数 1株あたりの配当
172,700円 100株 45円

(2017年4月18日現在)

株主優待の内容紹介

2,000円相当の神戸市の特産物が受け取れるMORESCOの株主優待
MORESCOの株主優待は100株以上の保有で受け取れます。

100株以上保有・・・2,000円相当の神戸市の特産物

MORESCOは国内だけでなく中国・東南アジア・北米にグループ会社を展開しています。
MORESCOのグループ会社及び関連会社は下記のとおりです。

MORESCOのグループ会社及び関連会社
株式会社マツケン
(乳化廃水処理剤や水処理薬剤の販売など)
株式会社モレスコテクノ
(油系全般の分析・評価試験など)
株式会社モレスコサービス
(構内荷役業務の受託など)
エチレンケミカル株式会社
(冷熱媒体ナイブラインや自動車用ケミカル製品の製造販売など)
無錫莫莱斯柯貿易有限公司
(潤滑油、接着剤、水処理剤の輸出入および国内販売など)
天津莫莱斯柯科技有限公司
(ホットメルト接着剤などの製造販売など)
無錫德松科技有限公司
(ダイカスト用油剤、難燃性作動液他の製造など)
莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司
(ダイカスト用離型剤、潤滑剤などの製造販売など)
MORESCO (Thailand)Co.,Ltd.
(ダイカスト用油剤、難燃性作動液他の製造販売など)
PT.MORESCO INDONESIA
(工業用潤滑油製造販売、輸入販売など)
PT.MORESCO MACRO ADHESIVE
(ホットメルト接着剤の製造販売、輸入販売など)
MORESCO USA Inc.(潤滑油の製造販売、輸入販売など)

MORESCO業績について

2017年2月期は増収増益 2018年2月期も増収増益予想利益に関しては2桁成長しています。

2016年度の業績
売上高:262億6,600万円
営業利益:21億2,500万円
経常利益:23億7,800万円
利益:15億2,600万円

2017年2月期の業績
売上高:266億7,400万円(前年対比+1.6%)
営業利益:23億7,400万円(+11.7%)
経常利益:26億5,800万円(+11.8%)
利益:16億円(+4.8%)

2018年2月期の会社予想
売上高:287億円(+7.6%)
営業利益:26億円(+9.5%)
経常利益:29億円(+9.1%)
利益:18億5,000万円(+15.6%)
増収増益予想です。

2017年2月期業績についてのセグメント別では、特殊潤滑油部門ではダイカスト用油剤や切削油剤は売上増だったものの販売価格下落により売上高は横ばい。
しかし熱間鍛造潤滑剤なおが売上増となり、部門全体では前年同期比プラスとなっています。
合成潤滑油部門では、自動車のベアリング用グリースの輸出増などにより前年同期比プラス。素材部門では、流動パラフィンがポリスチレンの可塑剤用途での出荷が好調などで、売上数量増なものの販売価格の下落によって売上高は前年同期比マイナスです。

石油スルホネートは売上高前年同期比プラスでした。
ホットメルト接着剤部門では、新規顧客獲得は好調だったものの主力商品の在庫調整などで前期並みの実績にとどまっています。中国部門は売上高は前年同期比+1.5%、セグメント利益は前年同期比−5.0%。東南アジア部門は売上高は前年同期比+6.0%、セグメント利益は前年同期比+32.0%でした。

北米部門は売上高前年同期比−3.9%、セグメント利益は前年同期比−40.5%でした。
年初来高値は1,849円、年初来安値は1,560円、PER9.03倍、PBR1.20倍、自己資本比率は54.7%です。ここ1年で見ても株価は高い位置にありますが、まだ割安感があるため、さらに株価が上がる可能性があります。

2017年4月に発表された2017年2月期業績も増収増益と悪くはありません。2018年2月期には利益の2桁成長を予想として掲げていますので、今後の業績を見守りながら投資判断を下す必要があります。

MORESCOはこんな投資家にオススメ

インカムゲインもキャピタルゲイン目的も検討できる銘柄の一つです。
MORESCOの株主優待は、必要投資金額172,700円で2,000円相当の神戸市の特産物がもらえます。優待利回りは1.15%と高くはありません。
しかし、配当利回りの2.61%と合わせれば利回りは4%近くあり、悪くありません。

業績は比較的順調ということもあり、株価はここ1年上昇を続けています。
株価は割安感も感じられるため、今後もさらに上昇する可能性もあります。インカムゲイン目的でもキャピタルゲイン目的でも、投資対象として検討できる銘柄の一つです。

株主優待は主婦に嬉しい内容!?割安なタイミングを狙って投資しよう

株主優待は2,000円相当の神戸市特産物となっています。
何がもらえるかは公表されていませんが、神戸の特産物ということでお洒落なお菓子などの可能性があります。飲食料の可能性が高いと考えられますので、主婦にとっては嬉しい内容になるかもしれません。株価はまだ若干割安感があります。

投資を検討するのであれば、業績推移を見守りながら少しでも利回りが高くなるよう割安なタイミングを狙いましょう。

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